...
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
受注センター:
貴店担当者:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:
治安維持法と共謀罪
発行:岩波書店
縦180mm
242ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2017-12-20
- 登録日
- 2018年2月8日
- 最終更新日
- 2018年2月8日
書評掲載情報
2018-02-18 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 荻野富士夫(小樽商科大学特任教授・日本近現代史) |
MORE | |
LESS |
紹介
いま戦前回帰の企てが顕著になっている。治安維持法は市民刑法から治安刑法への転換の象徴であった。戦後、法の廃止に逆らい、治安維持法下の諸制度は「戦時の衣」を「平時の衣」に切り替え、例外から原則の制度に逆転し、拡大されることになった。共謀罪が創設され、いま大きく変容しつつある日本の刑事法を問う。
目次
第1章 拡大し続ける規制(治安維持法の制定-大正十四年
緊急勅令という禁じ手-昭和三年改正 ほか)
第2章 市民刑法と治安刑法(戦前における刑法の歩み
無視される基本原則 ほか)
第3章 戦時から平時へ(検察官司法の温存
捜査官の強制処分権 ほか)
第4章 「犯罪の予防」と「犯罪者の更生」(戦後の「転向」政策
施設と社会での保安処分)
第5章 共謀罪-平成の治安維持法(四度目の正直
無限定な要件 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。