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憲法と政治
- 初版年月日
- 2016年5月
- 書店発売日
- 2016年5月23日
- 登録日
- 2016年6月17日
- 最終更新日
- 2024年4月19日
書評掲載情報
2016-07-03 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 古関彰一(獨協大学名誉教授) |
2016-06-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: 宮本太郎(中央大学法学部教授・政治学) |
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目次
第一章 私たちは何を目撃したのだろう
「改憲機運」の醸成/舵が切られている/自民党への政権交代後に/内閣法制局長官人事/安保法制懇報告書と安倍首相の会見/七月一日閣議決定/成立した安保法制/ 「憲法守れ!」と「でも必要でしょ?」/国家・家族・個人と一体となった「国がら」/ 「道理」と近代立憲主義/私たちの社会の中での「個人の自由」
第二章 憲法九条と安保・外交政策
国際法における到達点/実力の統制/支えてきたもの/論理による統制/自衛隊をめぐる特殊性/何ができるか──ルールと例外/ 「例外として許される武力行使がある」/個別的自衛権と集団的自衛権の関係/ 「武力の行使に当たらないからできる」/転換──二〇一四年七月一日閣議決定/ 「我が国の存立」/昭和四七年見解/砂川事件/国民の生命、自由及び幸福追求の権利
第三章 限界に達している
「国連平和維持活動」(国連PKO)/武力行使一体化論/武器等防護/米軍とセルフ・ディフェンス/憲法論と国際法論/ 「政府が判断する」?/国家と誠実さ/条約改定手続きなしに変わってきたこと/ガイドラインとは何なのか/ガイドラインの経過と「日米同盟」の変質/ 「トモダチ作戦」/米軍再編/同盟調整メカニズム/自治体や民間の「能力活用」/特定秘密保護法/ 「日米同盟の深化」と特定秘密保護法/ 「国際約束に関する規定」をめぐって/特定秘密保護法の目的/統合幕僚監部の内部文書/文民統制/文民統制をめぐる政府解釈
第四章 平和と想像力、武器と紛争
「人間の破壊力」と政府の行為/ 「聞け野人の声」/女性・平等・戦争/武器・ビジネス・紛争/大きく変化する武器輸出/禁輸政策を振り返る──三原則の意味/政策の転換へ/ 「国連憲章を遵守するとの平和国家としての基本理念」/禁輸政策がもたらしたこと/ 「武器輸出三原則」を再確認するために
第五章 国会の責務
国会の軽視/二〇一五年夏の強行採決/政治と議院の自律/政治過程と法/国会の威信の回復と「他律」
第六章 憲法解釈と裁判所
やってはいけないことだった/内閣法制局と「解釈の一義的確定性」/二〇一五年の事態とその検証/違憲審査と憲法判断/憲法訴訟とはなにか/立法行為と国家賠償請求訴訟/安保法制違憲訴訟/砂川事件最高裁判決/政治と裁判所と市民
おわりに
あきらめない/沖縄
あとがき
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。