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漢文と東アジア : 訓読の文化圏
発行:岩波書店
縦18mm
233, 10ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2010年8月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2011-12-11 |
毎日新聞
評者: 鹿島茂(明治大学教授・仏文学) |
2010-11-21 |
読売新聞
評者: 片山杜秀(音楽評論家・日本思想史研究社) |
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紹介
漢文の訓読は従来、日本独自のものと思われてきたが、近年、朝鮮、ウイグル、契丹など中国周辺の民族の言語や中国語自体の中にも同様の現象があったことが明らかになってきた。仏典の漢訳の過程にヒントを得て生まれた訓読の歴史を知ることが東アジアの文化理解に必要であることを述べ、漢文文化圏という概念を提唱する。
目次
第1章 漢文を読む-日本の訓読(訓読とはなにか?
訓読と漢訳仏典
訓読の思想的背景
草創期の訓読-奈良末期から平安中期まで
完成期の訓読-平安中期から院政期まで
訓読の新たな展開-鎌倉時代から近代まで
明治以降の訓読)
第2章 東アジアの訓読-その歴史と方法(朝鮮半島の訓読
新羅の訓読と日本の古訓点
朝鮮半島における訓読の思想的背景
中国周辺の訓読現象
中国の訓読現象)
第3章 漢文を書く-東アジアの多様な漢文世界(東アジアの詩の世界
さまざまな漢文)
おわりに-東アジア漢文文化圏
上記内容は本書刊行時のものです。