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小説の終焉
発行:岩波書店
縦180mm
214ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2004年9月
- 登録日
- 2016年3月8日
- 最終更新日
- 2016年3月8日
紹介
二葉亭四迷の「浮雲」から始まった近代小説でテーマとされてきた「私」「家」「青春」などの問題はほぼ書き尽くされ、いま小説は終焉を迎えようとしている。百二十年の歴史が積み上げてきたその豊饒な世界を語るエッセイ。芥川龍之介、志賀直哉、太宰治、大江健三郎、村上春樹など時代を画した作家をとりあげた近代日本文学案内でもある。
目次
私の終焉-最も個体的な自意識の最も個体的な行動
家の終焉-お雪は彼の奴隷で、彼はお雪の奴隷であった
性の終焉-躯に溺れる男、自我を凌駕する女
神の終焉-踏むがいい
芥川龍之介の終焉-理智の文学
志賀直哉の終焉-自我と自由
川端康成の終焉-日本と向き合う
太宰治の終焉-家からの逃亡
大江健三郎の終焉-自己(セルフ)の死と再生(リザレクション)の物語
村上春樹の終焉-正統なき時代の正統〔ほか〕
上記内容は本書刊行時のものです。