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支配について マックス・ウェーバー(著) - 岩波書店
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支配について (シハイニツイテ) 巻次:Ⅰ 官僚制・家産制・封建制 (カンリョウセイカサンセイホウケンセイ)

文庫
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発行:岩波書店
文庫判
縦148mm 横105mm 厚さ22mm
重さ 282g
546ページ
定価 1,430 円+税   1,573 円(税込)
ISBN
978-4-00-342101-7   COPY
ISBN 13
9784003421017   COPY
ISBN 10h
4-00-342101-9   COPY
ISBN 10
4003421019   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0136  
0:一般 1:文庫 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年12月15日
書店発売日
登録日
2023年11月13日
最終更新日
2024年10月11日
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書評掲載情報

2025-12-13 東京新聞/中日新聞  朝刊
2024-12-22 読売新聞  朝刊
評者: 苅部直(東京大学教授・政治学者)
2024-07-20 朝日新聞  朝刊
評者: 前田健太郎(東京大学教授・行政学)
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紹介

支配はいかにして成り立ち、何によって支えられるのか。支配の諸構造を経済との関連で論じたテクスト群。ウェーバー没後に編集された『経済と社会』のうち、『支配の社会学』として知られてきた部分を全集版に基づき訳出。詳細な訳注や用語解説を付す。Ⅰは官僚制・家産制・封建制をめぐる章を収録する。(全二冊)

目次

  凡 例

支 配
 一 権力と支配。過渡的形式
  [1]ゲマインシャフト行為、権力の特殊ケースとしての支配、経済的手段
  [2]権力と支配、利害関心のコンステレーション(布置連関)と権威
  [3]支配の定義
  [4]かのように
  [5]社会学的観察と法学の概念
 二 支配と行政――民主的行政の本質と限界
  [6]直接民主主義的な行政
  [7]類型論上の極端なケースとしての直接民主主義的な行政
  [8]名望家
  [9]高齢者と若者、党派問題
  [10]規模と複雑性
  [11]行政組織の成立
 三 「組織」による支配、妥当根拠
  [12]組織と装置
  [13]レジティマシー(正当性/正統性)、幸福の神義論、三つの原理

官 僚 制
  [1]近代的官僚の機能様態
  [2]権限
  [3]官庁
  [4]ピラミッド型の階層構造
  [5]公文書、役所、公私の分離
  [6]官僚の専門性
  [7]専業
  [8]ルールについての知識
  [9]ルールの拘束性
  [10]官僚の地位
  [11]ベルーフ、官職に対する忠誠
  [12]官僚個人の側からみた官僚の地位
  [13]社会的評価
  [14]例外としてのアメリカ
  [15]上からの任命
  [16]事柄に即した(ザッハリヒな)行政を確保するための身分保障
  [17]給料の低さ
  [18]恣意的ではない昇進条件
  [19]近代官僚制の社会的・経済的な前提
  [20]貨幣経済の発展、官僚の報酬の形態、六つの歴史的実例
  [21]行政の業務委託――主人・請負業者・支配される側の人たちの動機の相互作用と反発
  [22]官職の経済的な観点、官職の売買
  [23]プフリュンデ(俸禄)、官僚制から封建制へ
  [24]官僚制と従属関係
  [25]服従と身分意識
  [26]安定した収入、租税システム、貨幣経済
  [27]行政課題の量的発展、大規模国家と大衆政党
  [28]官僚制と政治的統一、コングロマリット的結合
  [29]官僚制化の回避――古代ローマ、イギリス、アメリカ
  [30]行政の職務範囲の質的拡大――治安、社会政策、交通
  [31]近代国家形成と交通手段
  [32]官僚制の技術的優位性
  [33]資本主義が官僚制を必要とする理由
  [34] 「人を顧慮せず」という原則と市場との親和性、予測可能性、非人間化
  [35]ローマ法の受容、カーディ裁判、イギリスとドイツの支配構造の違い
  [36]ローマ法の合理化
  [37]伝統の拘束とそれからの解放、預言者
  [38]自動販売機、合理的に議論可能な理由
  [39]民主主義の分裂、形式合理性と内容的正義
  [40]経営手段の集中、官僚制的軍隊
  [41]軍隊の官僚制化、プロイセンの常備軍、ジェノヴァの「マオーナ」
  [42]経営手段の集中と統制
  [43]研究・教育における官僚制化、研究所
  [44]新しい現象としての官僚制、その阻害要因
  [45]経済的・社会的な平準化、官僚制と民主主義の緊張関係
  [46]受動的な民主化
  [47]民主化と経済的要因、新興階級、ボナパルティズム
  [48]古い構造形式と官僚制化の進展、電気の普及
  [49]ひとたび完成したら壊れない官僚制、公文書、バクーニン主義の誤謬
  [50]官僚制化の経済的影響、利益団体、官僚制と民主主義の対立
  [51]官僚制の権力
  [52]秘密の増大、官房機密、素人である君主の無力
  [53]民間企業における専門知識と秘密
  [54]専門化と君主の地位、君主の要塞としての官房
  [55]絶対君主制と合議制
  [56]長老会議、監査役会、等族会議
  [57]合議制的行政の転用と消滅
  [58]公私の分離
  [59]支配構造と教育・教養、新しい身分、民主主義と試験
  [60]専門人と教養人
  [61]官僚制的な組織とは異質な構造原理
  [62]革命的な作用と合理主義の進展

家 産 制
  [1]家父長制的支配構造、日常的性格、パーソナルな服従
  [2]家長の権力、家の子どもと奴隷の子ども
  [3]風習、伝統、恭順
  [4]名望家支配と家父長制の違い、名誉と恭順
  [5]経済と女性、性的役割分業、インディアンのサシェム
  [6]オイコスと家産制的支配
  [7]家産制的支配における主人(家長)と服従する者の関係
  [8]伝統によって断片化される家父長制、荘園領主制の成立
  [9]家産制支配の権力範囲
  [10]直轄地
  [11]家産制国家的構成体の定義
  [12]政治的支配と家産制的支配の区別とその消失
  [13]君主と軍隊
  [14]小作人、手の離せなさ、軍事力としての不適格性
  [15]奴隷部隊
  [16]イェニチェリ
  [17]傭兵
  [18]割当地保有兵
  [19]徴兵された軍隊
  [20]家産制的な軍隊の経済的基礎
  [21]スルタン制とその脆弱さ
  [22]諒解ゲマインシャフトと政治的臣民
  [23]臣民の義務
  [24]ライトゥルギー(公的奉仕義務)によるニーズの充足
  [25]ツンフトと名望家行政
  [26]家産制的官職
  [27]家人(ミニステリアーレ)
  [28]法仲間(レヒツ・ゲノッセン)
  [29]官職(利権)の独占
  [30]独占的な法仲間、日本(江戸時代)の藩、より一貫した西洋
  [31]家産制における身分
  [32]西洋とオリエントの違い
  [33]家産制的官職と官僚制的官職
  [34]不明確な権限、役得利益、利権争い
  [35]アドホックな(その都度の)行政と主人の恣意
  [36]官僚制的ではない家産制的官僚
  [37]食卓ゲマインシャフト
  [38]プフリュンデ(俸禄)、官職の専有
  [39]法服貴族
  [40]聖職者のプフリュンデ(俸禄)、分権化、文化闘争
  [41]プフリュンデ(俸禄)の取引、貨幣経済、勉強する目的
  [42]貴金属
  [43]パルルマン(高等法院)
  [44]脱中心化と型に嵌めて固定化すること、地方の名望家
  [45]個人の支配権の束、主人の恣意、西洋とオリエント
  [46]働かない高貴な人
  [47]権限・官庁の不在
  [48]事柄に即した(ザッハリヒな)官職義務の欠如
  [49]「個人の時代」としての中世
  [50]支配の統一性の維持――巡回、参勤交代、外国人や平民の登用
  [51]地方官僚の権限の分割
  [52]権力ポジションを維持する方策
  [53]古代エジプト
  [54]中国
  [55]儒教、官僚による文化的統一性、「レッセフェール」
  [56]中央からの距離、サトラップ(州総督)と大名、統一性とコングロマリット
  [57]脱中心化と統一性の維持
  [58]都市建設、荘園制、帝国の統一
  [59]荘園領主によるインムニテート(公的負担免除)の要求、地方名望家への発展
  [60]イギリスの治安判事
  [61]公務の担い手としてのジェントリー
  [62]治安判事の裁量と権力
  [63]中国とイギリス、行政のミニマム化
  [64]ツァーリの権力ポジションと身分的連帯の欠如
  [65]家産制の極端なケースとしてのレーエン(封土)関係

封 建 制
  [1]封建制の分類
  [2]レーエン(封土)
  [3]レーエン(封土)とプフリュンデ(俸禄)
  [4]日本とイスラーム、西洋の封建制との違い
  [5]軍事的起源
  [6]レーエン(封土)とレジティマシーの根拠
  [7]階層構造、忠誠のコンフリクト、身分的名誉、独占
  [8]権力分立、レジティマシーの保障
  [9]主観において権利的なものと義務的なものからなるコスモス
  [10]協定と身分制国家、ゲゼルシャフト化と家産制のルネサンス
  [11]直線的な発展の否定、中間形態と過渡的形態
  [12]統一的な頂点、書記と会計の影響力の増大
  [13]官僚制化の前段階としての諮問会議
  [14]支配構造と教育
  [経済との関係における、支配の家産制的および封建制的な構造形式]
  [15]経済的な要因、マルクスの挽臼
  [16]中央集権的家産官僚制の発展と商業
  [17]君主の権力ポジションと商業、商業と対立する封建的階層構造
  [18]恣意と資本主義
  [19]寄進、ワクフ
  [20]重商主義、国家によって生き延びる資本主義
  [21]資本主義の発展を阻害する封建制
  [22]封建制における法秩序の安定性、資本主義への経路
  [23]権力をめぐる競争と資本主義
  [24]硬貨の鋳造
  [25]支配構造と信条
  [26]封建制における生き方、名誉、遊び、オスカー・ワイルド
  [27]家父長制的な家産制の社会政策、経済への敵意と嫉妬

   用 語

   訳者あとがきⅠ

著者プロフィール

マックス・ウェーバー  (マックスウェーバー)  (

マックス・ウェーバー
1864-1920。ドイツの法学者・経済学者・社会学者。西洋近代について多面的かつ根源的に考察した。

野口 雅弘  (ノグチ マサヒロ)  (

野口 雅弘(ノグチ マサヒロ)
成蹊大学教授。政治学・政治思想史。著書に『闘争と文化』『官僚制批判の論理と心理』『マックス・ウェーバー』など。

上記内容は本書刊行時のものです。