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アメリカにおけるリベラルな伝統
- 初版年月日
- 2025年10月15日
- 書店発売日
- 2025年10月17日
- 登録日
- 2025年9月10日
- 最終更新日
- 2025年10月8日
書評掲載情報
| 2025-12-13 |
朝日新聞
朝刊 評者: 古矢旬(北海道大学名誉教授・アメリカ政治外交史) |
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紹介
旧世界の抑圧から逃れた人々が作り上げたアメリカは、封建制度や貴族階級のないリベラルな社会として出発した。その前提に立って、自立的な個人と財産権とを核心に持つロック的リベラリズムが、絶対的なイデオロギーとして君臨したありさまを、建国期からの歴史に探る。政治学者ルイ・ハーツ(1919-86)による古典的名著。
目次
まえがき
第一部 封建主義とアメリカ的経験
第一章 リベラルな社会の概念
1 アメリカとヨーロッパ
2 「生得のリベラリズム」──精神の様態
3 リベラルな社会の力学
4 単一要因の問題
5 ヨーロッパに対する含意
6 革新主義の学問
第二部 新世界における革命
第二章 一七七六年の視点
1 ヘブライズム──選ばれた民
2 ユートピア、権力、時間の感覚
3 勝ち誇る中産階級の気質
4 ヨーロッパの闘争からの逃避
第三章 アメリカの「社会革命」
1 国内対立の類型
2 封建的遺制、民主的リベラリズム、そしてダニエル・シェイズの問題
3 フェデラリストたちの幻影の世界
第三部 デモクラシーの出現
第四章 ホイッグのディレンマ
1 ジャクソニアン・デモクラシー、七月革命、一八三二年改革法
2 ホイッグ的進歩主義の萎縮
3 貴族的錨の模索
4 人民による統治への攻撃
5 民主的資本主義の理念
第五章 アメリカのデモクラット──ヘラクレスとハムレット
1 社会的異種交配と民主的精神
2 「貴族」、農民、「労働者」
3 個人主義的な恐怖──多数者の問題
4 資本家的欲望──良心と貪欲
5 全員一致の問題
第四部 南部の封建的な夢想
第六章 反動的啓蒙
1 リベラルな社会における保守主義
2 合衆国憲法──カルフーンとフィッツヒュー
3 人種、宗教とギリシャの理想
4 忘却と敗北
第七章 「自由な社会」に対する聖戦
1 封建的パターナリズムと社会科学
2 アメリカにおけるコント──実証的形而上学
3 トーリー社会主義と資本主義的振興主義
4 反動的啓蒙、ホイッグ主義と民主的資本主義の理論
第五部 ホレイショ・アルジャーのアメリカ的世界
第八章 新しいホイッグ主義──民主的資本主義
1 「アメリカの発見」──魅惑と恐怖
2 強靭󠄂な個人主義と国家権力
3 成功と失敗の理論
4 順応主義の問題
第九章 革新主義者と社会主義者
1 アメリカにおけるリベラルな改革
2 革新主義的緊張
3 荒野で叫ぶ社会主義
4 歴史分析の問題
第六部 恐慌と世界への関与
第一〇章 ニューディール
1 リベラルな改革の勝利と変容
2 ヨーロッパのローズヴェルト
3 衰退するホイッグ主義の戦略
4 マルクス主義の失敗
第一一章 アメリカと世界
1 対外政策と国内の自由
2 帝国主義──ブライアンと膨脹主義者たち
3 第一次世界大戦と第一次赤狩り
4 アメリカとロシア
原 注
解 説
主要人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。

