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対訳 ランボー詩集
フランス詩人選(1)
- 初版年月日
- 2020年7月14日
- 書店発売日
- 2020年7月16日
- 登録日
- 2020年6月10日
- 最終更新日
- 2020年7月21日
書評掲載情報
2020-08-08 |
朝日新聞
朝刊 評者: 山田航(歌人) |
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紹介
「季節よ、城よ、無疵な魂がどこにある?」── 10代半ばで詩を書きはじめ、20 歳で詩を捨てたランボー (1854-91) 。 放浪と切り離せない彼の詩は、5 年間にどんな変容を遂げたか。伝説と謎に包まれた少年詩人が天才と呼ばれるゆえんは何か。『地獄の一季節』全文を含む主要作品をフランス語と訳文で正確に対照し、注解では難解な作品の核心に迫る。
目次
はじめに
I 前期韻文詩(1870-1871年)
[1] 孤児たちのお年玉
[2] 感覚
[3] オフィーリア
[4] 皇帝の憤激
[5] 音楽会で
[6] わが放浪
[7] 谷間に眠る男
[8] 道化の心臓
[9] ぼくのかわいい恋人たち
[10] 七歳の詩人たち
[11] 座った奴ら
[12] 虱を探す女たち
[13] 陶酔の船
[14] 母音
[15] ジャンヌ= マリの手
[『ジュティストのアルバム』(1871 年10―11 月)への寄稿]
[16] 古参兵諸君
[17] 戒厳令?
II 後期韻文詩(1872年)
我慢の祭(18-21)
[18] 五月の幟
[19] 最も高い塔の歌
[20] 永遠
[21] 黄金時代
[22] 《あれは舞姫か…》
[23] 《季節よ、城よ…》
[24] 恥
[25] 《おれの〈心〉よ、何なのだ…》
[26] 記憶
[フェリックス・レガメのアルバムに記された十行詩]
[27] 《砲弾を拾い上げた〈子供〉は…》
III 地獄の一季節(全文)(1873年)
[28] *****
[29] 賤しい血
[30] 地獄の夜
[31] 錯乱Ⅰ 愚かな乙女
[32] 錯乱Ⅱ 言葉の錬金術
[33] 叶わぬこと
[34] 稲妻
[35] 朝
[36] 訣別
IV 『イリュミナシオン』(1873―1875年?)
[37] 大洪水のあと
[38] おはなし
[39] 美しき存在
[40] 出発
[41] 放浪者たち
[42] 都会
[43] 夜明け
[44] 精霊
[45] 特売品
[1875年10月14日付 ドラエー宛書簡に記された詩]
[46] 夢
作品解説
コラム1 定型詩のしくみ
コラム2 定型からの脱却
たえざる脱皮 ――詩人ランボーの軌跡
ランボー(1854-91)略年譜
書 誌
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。