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詩人・菅原道真 大岡 信(著/文) - 岩波書店
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詩人・菅原道真 (シジンスガワラノミチザネ) うつしの美学 (ウツシノビガク)

文庫
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発行:岩波書店
縦148mm 横105mm 厚さ10mm
重さ 130g
236ページ
定価 600円+税
ISBN
978-4-00-312024-8   COPY
ISBN 13
9784003120248   COPY
ISBN 10h
4-00-312024-8   COPY
ISBN 10
4003120248   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0192  
0:一般 1:文庫 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月15日
書店発売日
登録日
2020年9月10日
最終更新日
2020年10月14日
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書評掲載情報

2021-04-03 毎日新聞  朝刊
評者: 荒川洋治(現代詩作家)
2020-11-28 朝日新聞  朝刊
評者: 山田航(歌人)
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紹介

日本の文化伝統のなかには「うつしの美学」がきわめて深い根拠をもって生きている。「うつし」とは「移し」。すなわち、あるものを別のものに成り入らせ、その動勢と調和に美を見出す精神の活動である。菅原道真の詩は、その「うつし」が生んだ、最もめざましい古代的実例であった。和歌の詩情を述志の漢詩に詠んだ詩人を論じる。(解説=蜂飼 耳)

目次

はじめに――「うつし」序説
 1 写実主義はなぜ勝利しなかったか
 2 「うつし」という言葉
 3 「移し」という行動的理念
 4 「移り」――蕉風俳諧の重要な概念
 5 「なぞらえる文学」
 6 異質なものの連結
 7 漢詩人・菅原道真

Ⅰ 菅家のうつしは和から漢へ――修辞と直情 その一
 1 菅原道真研究史
 2 漢と和の統合
 3 『新撰万葉集』の「うつしの美学」
 4 漢詩の修辞と和歌の修辞
 5 「述志の詩」としての漢詩文
 6 実用的な写実的な散文精神

Ⅱ 修辞のこうべに直情やどる――修辞と直情 その二
 1 「詩を吟ずることを勧めて、紀秀才に寄す」
 2 「阿満を夢みる」
 3 「中途にして春を送る」
 4 「花鳥」と悲愁

Ⅲ 詩人の神話と神話の解体――修辞と直情 その三
 1 「寒早十首」
 2 道真追放の理由
 3 貧苦の描写
 4 白居易「春の深きに和す」
 5 同時代人・菅原道真

Ⅳ 古代モダニズムの内と外
 1 詩人の達観
 2 漢詩文から大和言葉文芸へ
 3 大宰府における道真
 4 「奥州なる藤使君を哭す」
 5 「叙意一百韻」
 6 漢語世界と叙事的精神への接近

あとがき
解説 菅原道真を現代へ連れてくる……………蜂飼耳

旧版ISBN
9784006021368

上記内容は本書刊行時のものです。