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誰のための排除アート?
不寛容と自己責任論
発行:岩波書店
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ5mm
重さ 98g
64ページ
定価
520円+税
- 初版年月日
- 2022年6月3日
- 書店発売日
- 2022年6月7日
- 登録日
- 2022年5月10日
- 最終更新日
- 2022年6月11日
紹介
寝そべれないベンチ、禁則事項だらけの公園…。建築物が本来の目的外に使用されないようにする、「排除アート」。これらは公共空間が特定層に対して臨む、厳しい態度の表れである。なぜ排除アートは設置されたのか。果たしてアートと呼べるのか。その歴史・背景をひもとき、日本の公共空間づくりの問題点を浮き彫りにする。
目次
1 女性ホームレス殴打殺人事件の現場と周辺を歩く
2 ホームレスを不可視にする排除アート
3 一九九六年の新宿西口通路で何が起きたのか
4 進化する排除ベンチ
5 アートとデザインのあいだ
6 パブリックアートと排除アートの違い
7 コロナ禍がもたらした行動の制限
8 公共空間の変容と危機
9 街は誰のためにあるのか
あとがき
※表紙写真:新宿西口地下の先端が斜めになったオブジェ群
上記内容は本書刊行時のものです。