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フォト・ルポルタージュ 福島 人なき「復興」の10年
発行:岩波書店
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ6mm
重さ 196g
112ページ
定価
1,000円+税
- 初版年月日
- 2022年3月4日
- 書店発売日
- 2022年3月8日
- 登録日
- 2022年2月10日
- 最終更新日
- 2022年3月2日
紹介
福島第一原発事故から一〇年が過ぎた。多額の復興予算は、当事者不在の公共事業や検証なく繰り返される除染などに費やされ、さらに原発事故の傷跡を覆い隠す「復興五輪」が強行された。地元住民を置き去りにする偽りの「復興」は福島に何をもたらしているのか。住民らの苦悩と闘いをカラー写真とルポで描く好評シリーズ第4弾。
目次
はじめに
第1章 「復興」のための「復興」
1 人のいない「復興」の景色/2 「なかったこと」にさせられる──消される人の生活/3 「復興」が隠す放射能汚染の実態
第2章 「復興五輪」狂騒曲
1 オリンピック・パラリンピック推進の裏で/2 偽りの「光」で消される大切な記憶/3 地元を置き去りにする「復興五輪」
第3章 人間としての「生」を取り戻すために──一棚年前の約束
1 取り残されるお年寄りの挑戦/2 自分らしく生き抜いた酪農家の死
第4章 終わらない「原発安全神話」との闘い
1 新たな放射能汚染──一〇年後の現実/2 「安全」キャンペーンによる被曝──一〇年目に立ち上げた訴訟/3 国策による「棄民」──繰り返される歴史/4 奪われた時間──「復興」が捨てるもの/5 「自分」さえも消されていく
上記内容は本書刊行時のものです。