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イングランド田園風景の文化史
創造されたナショナル・アイデンティティ
- 初版年月日
- 2026年8月27日
- 書店発売日
- 2026年8月31日
- 登録日
- 2026年7月10日
- 最終更新日
- 2026年8月25日
紹介
「イングランドのナショナル・アイデンティティは田園風景にある」という観念は、いかにして創造されたのか。ジェイン・オースティンからカズオ・イシグロまで、二世紀にわたるイギリス小説を、同時代の政治・経済・社会・絵画史を背景に読み解き、跡づける。著者のライフワークである文化研究の精華。
目次
はじめに
Ⅰ 田園主義的イングリッシュネスの発見
イントロダクション
ジェイン・オースティンからジョージ・エリオットへ
第1章 ピクチャレスクの美学とイングランド的風景の発見
――ジェイン・オースティンの小説(一八一一―一八)
第2章 崇高な風景とヨーマンの没落
――エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(一八四七)
第3章 故郷の情景と包摂的社会の構想
――ジョージ・エリオット『フロス河の水車場』(一八六〇)
Ⅱ 田園主義的イングリッシュネスの確立
イントロダクション
トマス・ハーディからE・M・フォースターへ
第4章 農村の衰退とヘリテージ文化の勃興
――トマス・ハーディ『ダーバヴィル家のテス』(一八九一)
第5章 労働者の田園と社会主義的イングランド
――ウィリアム・モリス『ユートピアだより』(一八九一)
第6章 「ただ結びあわせよ......」エドワード朝イングランドの状況
――E・M・フォースター『ハワーズ・エンド』(一九一〇)
Ⅲ 田園主義的イングリッシュネスの拡大と批判
イントロダクション
D・H・ロレンスからカズオ・イシグロへ
第7章 帝国兵士たちの死
――D・H・ロレンス「イングランド、わがイングランド」(一九一五/一九二二)
第8章 都市の刺激と田園の憂鬱
――ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』(一九二五)
第9章 「たんなる土地」とフェミニスト・コスモポリタニズムの夢
――ヴァージニア・ウルフ『幕間』(一九四一)
第10章 サッチャリズムとヘリテージ文化の脱構築
――カズオ・イシグロ『日の名残り』(一九八九)
おわりに――イングリッシュネスのゆくえ
あとがき
文献一覧
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。
