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だれが校則を決めるのか 内田 良(著/文) - 岩波書店
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だれが校則を決めるのか (ダレガコウソクヲキメルノカ) 民主主義と学校 (ミンシュシュギトガッコウ)

社会科学
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ21mm
重さ 306g
238ページ
定価 2,300円+税
ISBN
978-4-00-061575-4   COPY
ISBN 13
9784000615754   COPY
ISBN 10h
4-00-061575-0   COPY
ISBN 10
4000615750   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年12月14日
書店発売日
登録日
2022年11月10日
最終更新日
2024年4月9日
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紹介

「地毛証明書」への疑問、制服のジェンダーレス化要望……いまだに残る理不尽なルールをはじめ、校則のあり方が問われている。それをだれが、どのように見直し、決めていくのが望ましいのか。生徒・教師・保護者・市民……人々の校則との関わりの実際と構造、そして民主主義的な場である学校のルール形成の可能性を探る。

目次

 はじめに………内田 良

第Ⅰ部|学校と校則

第1章 教師の目線、生徒の目線――校則緩和で風紀は乱れるのか、生徒指導は増えるのか――………内田 良
 1 制服のゆらぎ
 2 中等教育における制服の普及状況
 3 制服を取りやめて、学校の秩序は乱れるか
 4 制服の自由化で生徒指導の時間は増えるのか
 5 コロナ禍からの学び

第2章 子どもの自治と校則――全生研の管理主義教育批判と集団づくり構想――………松田洋介
 1 繰り返される管理主義教育批判とその困難
 2 全生研の集団づくりの指導構想
 3 校則問題をどう捉えたか
 4 子どもと学校の関係変容と校則問題
 5 子どもの自治的世界を拡げるために

第3章 校則を決定・運用する教師たち――何がどのように語られているのか――………鈴木雅博
 1 校則を決める教師たち
 2 教師はどのように校則を「見直さない」のか
 3 生活指導は校則に基づいて行われているのか
 4 校則への異論表明は可能か
 5 校則問題の枠組みを転換する

第4章 学校という「公共圏」と校則見直し――「皆が幸せになるルールをつくる」マネジメント職のリーダーシップ――………末冨 芳
 1 問題設定
 2 学校教育活動の中での校則見直し
 3 二〇二〇年度における校則見直し(ルールメイキング)の概要
 4 校則見直しを支えるマネジメント職のリーダーシップ
 5 包摂的な校則見直し――「内側の公共圏」「外側の公共圏」での意見尊重
 6 生徒の成長、学校の成長を支える校則見直し

第Ⅱ部 社会と校則

第5章 制服・指定品類の経済的負担と子どもの権利………福嶋尚子
 1 校則を遵守するための経済的負担
 2 なぜ制服などの経済的負担を問題にするのか
 3 制服類の経済的側面をめぐるいくつかの言説の検討
 4 制服・指定品類の経済的負担のこれから

第6章 外見校則とルッキズム………西倉実季
 1 外見校則をめぐる現状
 2 ルッキズムとは何か
 3 外見校則に潜むルッキズム
 4 包括的セクシュアリティ教育との接続

第7章 自由と相互尊重のルール――校則の国際比較――………大津尚志
 1 はじめに
 2 アメリカにおける生徒規則(校則)
 3 フランスにおける校則
 4 まとめにかえて

第8章 校則をめぐる闘争のゆくえ………山本宏樹
 1 現状
 2 分析
 3 提案
 4 総括


 おわりに………山本宏樹

著者プロフィール

内田 良  (ウチダ リョウ)  (著/文

内田 良(ウチダ リョウ)
名古屋大学教授.教育社会学.教員の働き方,部活動,校則,スポーツ事故や組み体操事故などの教育問題を広く情報発信している.著書に『教育という病』(光文社新書),『ブラック部活動』(東洋館出版社),共編著に『ブラック校則』(東洋館出版社),編著に『部活動の社会学』(岩波書店)ほか.

山本 宏樹  (ヤマモト ヒロキ)  (著/文

山本宏樹(ヤマモト ヒロキ)
大東文化大学准教授.教育社会学,教育科学.不登校・いじめ・体罰などの教育関連の諸現象について研究.共著に『ポスト・コロナの学校を描く』(教育開発研究所),論文に「校則指導の新たな争点」(『季刊教育法』204),「無言清掃はどこからきたのか」(『教育』2019 年12 月号),「これからの校則の話をしよう」(『αシノドス』261)ほか.

上記内容は本書刊行時のものです。