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人間晩年図巻 2008―11年3月11日 関川 夏央(著) - 岩波書店
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人間晩年図巻 2008―11年3月11日 (ニンゲンバンネンズカンニセンハチカラジュウイチネンサンガツジュウイチニチ)

文芸
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ25mm
重さ 408g
256ページ
定価 1,900 円+税   2,090 円(税込)
ISBN
978-4-00-061507-5   COPY
ISBN 13
9784000615075   COPY
ISBN 10h
4-00-061507-6   COPY
ISBN 10
4000615076   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年12月24日
書店発売日
登録日
2021年11月10日
最終更新日
2024年4月11日
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書評掲載情報

2022-04-10 読売新聞  朝刊
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紹介

「ままへ いきてるといいね おげんきですか」。東日本大震災を生き延びた少女は、母親への手紙にそう記した――。未曽有の災害がもたらした別れの哀切と生の尊さが滲む「昆愛海ちゃんのママ」を掉尾に、〝晩年四十五年〟を生きたサリンジャー、〝デイ・ドリーム・ビリーバー〟忌野清志郎、〝旅先の人〟佐野洋子ら二十八人を収録。

目次

2008年に死んだ人々
 高杉一郎(老衰・99歳)………「征きて還りし兵」の五十九年
 草森紳一(心不全?・70歳)………本に憑かれた魂
 川内康範(慢性気管支肺炎・88歳)………「生涯助ッ人」
 広井てつお(上顎歯肉悪性腫瘍・57歳)………恐るべき速度で進行した
 中村 進(チベットで登山中、雪崩に巻き込まれ死亡・62歳)………チョモランマ(エベレスト)と日本人登山家の物語
 峰岸 徹(肺がんの骨転移・65歳)………最晩年の役は「遺体」
 筑紫哲也(肺がんの全身転移・73歳)………「タバコが直接の原因ではない」
 飯島 愛(肺炎・36歳)………バブルの娘
 安田 南(死因不明・64歳~65歳?)………「プカプカ」の彼女

2009年に死んだ人々
 遠藤幸雄(食道がん・72歳)………昔の空は青かった
 忌野清志郎(喉頭がん原発のがん性リンパ管症・58歳)………性的なのに清潔
 藤沢秀行(急性胆管炎から敗血症・83歳)………「野垂れ死に」するというけれど
 盧武鉉(投身自殺・62歳)………不幸な連環
 三沢光晴(試合中の事故死・46歳)………過重労働による社長の死
 大原麗子(脳内出血・62歳)………女性・男性・女優
 山城新伍(糖尿病、誤嚥性肺炎・70歳)………よくもここまで

2010年に死んだ人々
 浅川マキ(入浴中に心不全・67歳)………「夜が明けたら、いちばん早い汽車に乗るから」
 J・D・ サリンジャー(老衰?・91歳)………引きこもり五十六年、晩年四十五年
 北林谷栄(肺炎・98歳)………生涯、反骨の「おばあさん」
 梅棹忠夫(老衰・90歳)………「大工」と「極地探検家」にはなりそこねた人
 つかこうへい(肺がん・62歳)………「祖国」?
 石井好子(肝不全・87歳)………「おフランス」ではなかったシャンソン歌手
 梨元 勝(肺がん・65歳)………「恐縮」する人生
 池部 良(敗血症・92歳)………「ご一緒、願います」
 佐野洋子(乳がんの骨転移・72歳)………「旅先」の人

2011年1月─3月11日に死んだ人々
 与那嶺要(前立腺がん・85歳)………「お嬢さん野球」を震撼させたニセイ選手
 坂上二郎(脳梗塞・76歳)………「不条理コント」を受けきった男
 「昆(こん)愛海(まなみ)ちゃんのママ」昆由香(津波被害・32歳)………「いきてるといいね」

 あとがき

著者プロフィール

関川 夏央  (セキカワ ナツオ)  (

関川夏央(せきかわ なつお)
作家。1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。 『海峡を越えたホームラン』(双葉社、1984年)で第7回講談社ノンフィクション賞、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共作、双葉社、1987─97年)で第2回手塚治虫文化賞、2001年には、その「人間と時代を捉えた幅広い創作活動」により第4回司馬遼太郎賞、『昭和が明るかった頃』(文藝春秋、2002年)で第19回講談社エッセイ賞を受賞。近著に『子規、最後の八年』(講談社、2011年、講談社文庫、2015年)、『日本人は何を捨ててきたのか 思想家・鶴見俊輔の肉声』(鶴見俊輔との対談、筑摩書房、2011年、ちくま学芸文庫、2015年)、『文学は、たとえばこう読む─「解説」する文学Ⅱ』(岩波書店、2014年)、『人間晩年図巻 1990─94年』『人間晩年図巻 1995─99年』(いずれも岩波書店、2016年)、『人間晩年図巻 2000─03年』『人間晩年図巻 2004─07年』(岩波書店、2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。