書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
アレクシエーヴィチとの対話
「小さき人々」の声を求めて
- 初版年月日
- 2021年6月25日
- 書店発売日
- 2021年6月29日
- 登録日
- 2021年5月10日
- 最終更新日
- 2024年4月11日
書評掲載情報
2021-09-05 |
読売新聞
朝刊 評者: 木内昇(作家) |
MORE | |
LESS |
紹介
私は耳の作家、魂の歴史家です──。ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した作家の創作の道のりと極意を、NHK同行取材記録のほか、充実した講演・対談・評論によって明らかにする。「ドキュメンタリー文学」の手法とは何か。『戦争は女の顔をしていない』や『チェルノブイリの祈り』はいかに書かれたか。
目次
日本の皆さんへ――出版に寄せて ……… ◉アレクシエーヴィチ/沼野恭子=訳
負け戦(いくさ)――ノーベル賞受賞講演……… ◉アレクシエーヴィチ/沼野恭子=訳
Ⅰ 「小さき人々」への旅立ち――アレクシエーヴィチとは誰か ……… ◉鎌倉英也
第一章 プロローグ――未知の作家
第二章 最初の対話――ミンスクを訪ねて
第三章 旅の計画――目指すべき場所
Ⅱ 「ユートピア」の残骸で――過去の記憶 ……… ◉鎌倉英也
第四章 流刑地シベリア――収容所のなかの収容所
第五章 ソヴィエトの砦ベラルーシ――「大祖国戦争」の爪痕
第六章 連邦崩壊と自殺者――「ユートピア」の果て
Ⅲ 国家の「神話」を砕く――戦争と抵抗 ……… ◉鎌倉英也
第七章 アフガン・シンドローム――殺人犯となった息子
第八章 アレクシエーヴィチ裁判――そこで何が問われたか
第九章 「我々」から「私」へ――チェチェン戦争に抵抗する人々
Ⅳ 核の時代に生きて――未来への証言 ……… ◉鎌倉英也
第一〇章 逃げ場のない世界――チェルノブイリ原発事故
第一一章 未知の顔をした「戦争」――汚染された大地の上で
第一二章 「フクシマ」を訪ねて――問われる「抵抗の文化」
Ⅴ 「小さき人々」を見つめて――アレクシエーヴィチと徐京植
序 ――ふたつの対話はこのように生まれた
第一三章 「小さき人々」の声を聞く――暴力と破滅の二〇世紀を見据えて ……… ◉アレクシエーヴィチ×徐京植
第一四章 「小さき人々」の愛を信じる――二一世紀の苦悩の底から ……… ◉アレクシエーヴィチ×徐京植
第一五章 長い道――スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんへの手紙 ……… ◉徐京植
Ⅵ 声の小説(ロマン)――「赤いユートピア」の文学
第一六章 あるユートピアの物語――東京外国語大学講演……… ◉アレクシエーヴィチ/佐藤貴之・沼野恭子=訳
第一七章 ユートピアの声――アレクシエーヴィチの文学 ……… ◉沼野恭子
番組・文献一覧
あとがき――「対話」を続けるために
上記内容は本書刊行時のものです。