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結核がつくる物語 北川 扶生子(著/文) - 岩波書店
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結核がつくる物語 感染と読者の近代

文芸
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ16mm
重さ 264g
218ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-00-061448-1   COPY
ISBN 13
9784000614481   COPY
ISBN 10h
4-00-061448-7   COPY
ISBN 10
4000614487   COPY
出版者記号
00   COPY
 
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年1月27日
書店発売日
登録日
2020年12月10日
最終更新日
2021年1月23日
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書評掲載情報

2021-04-04 産經新聞  朝刊
評者: 瀬戸内みなみ(ノンフィクションライター)
2021-03-27 日本経済新聞  朝刊
評者: 福間良明(立命館大学教授)

紹介

近代最大の感染症、結核は「治療法のない死病」として恐れられてきた。思想統制から戦争に向かう厳しい時代のなかで、患者たちは何を思い、どんな言葉を残したのか。彼らの言葉から何を学ぶことができるのか。結核が国や文化や文学に与えた影響とともに、患者たち個人の療養環境を捉え直し、患者の営みの意味を考える。

目次

序 章 患者って誰のこと?
1 近代日本最大の感染症・結核
2 病気を書く、伝える、笑う

第1章 病気になるのは誰のせい?――国家と結核
1 環境要因説から体質遺伝説へ――優生学の台頭
2 自然淘汰としての結核
3 戦争とからだ――国家による身体の管理

第2章 空気が変わるとき――文化と結核
1 都市/地方イメージの変化
2 〈美人の基準〉の変化と健康のステイタス化
3 結核予防国民運動

第3章 患者は特別なひと?――文学と結核
1 愛と死をみつめて――闘病純愛もの
2 志なかばにして――立志青年の英雄的悲劇
3 貧困と﹁過激思想」――共産主義・無政府主義・テロ
4 ふだんは見えないものが――鋭敏な感受性のしるし

第4章 病むわたしの日常を綴る――書くことと結核
1 見ることの凄味――正岡子規の絶筆
2 日常の発見、地方の発見――写生文・日記文運動と投稿文化
3 座と笑い――俳諧精神の水脈

第5章 確かな情報はどこに?――患者とメディア
1 あふれるデマと建前
2 結核患者向け雑誌『療養生活』と自然療法
3 療養グッズ通販と患者の格差

第6章 「病いはわたしを鍛える」――患者と修養
1 サナトリウムと療養小屋
2 自然療法と信仰
3 修養主義の系譜

第7章 発信する、つながる、笑う――患者交流欄のしくみとはたらき
1 〈患者〉からの解放
2 苦難を交換する
3 笑いがつくりだすもの――露出とパフォーマンス

終 章 わたしたちのからだは誰のものか

あとがき
参考文献
結核関連年表
索 引

上記内容は本書刊行時のものです。