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プリーモ・レーヴィ全詩集
予期せぬ時に
- 書店発売日
- 2019年7月24日
- 登録日
- 2019年5月30日
- 最終更新日
- 2019年6月22日
紹介
「人の苦悶はみな自分のものだから」――絶滅収容所から生還し『これが人間か』『休戦』を書いた作家は、生前1冊の詩集を遺した。予期せぬ時に訪れる詩の衝動。アイヒマンに語りかけ、広島の少女のことを想い、生き残ることの罪悪感を抱えながら、世界に溢れる苦しみに心寄せうたう。レーヴィ生誕百年に贈る、存在を揺さぶる94篇。
目次
予期せぬ時に
クレシェンツァーゴ
ブ ナ
歌
一九四四年二月二五日
烏の歌
聞け(シェマー)
起 床
月曜日
また別の月曜日
R・M・リルケより
東方ユダヤ人
フォッソリの落日
一九四六年二月一一日
氷 河
魔 女
アヴィリアーナ
待 機
墓碑銘
烏の歌(II)
百人の男たち
アドルフ・アイヒマンへ
最後の顕現
上 陸
リリス
始原に
チーニャ街
黒い星
いとまごい
プリニウス
ポンペイの少女
ワイナ・カパック
セッティモのカモメ
受胎告知
谷底へ
木の心
初めての世界地図
一九八〇年七月一二日
黒い群れ
自叙伝
声
未決書類
パルティージャ
アラクネー
二〇〇〇年
過越の祭
退役船
老いたモグラ
ある橋
作 品
ネズミ
夜
夜衛(ナハトヴァッヘ)
リュウゼツラン
真珠貝
カタツムリ
ある仕事
逃 亡
生き残り
象
星界の報告
おれたちにくれ
チェス
敬 虔
チェス(II)
その他の詩集
ムーサに
ガルヴァーニ家
十種競技者
ほこり
ある谷
備忘録
懸案の責務
無益に死んだ死者たちの歌
雪解け
サムソン
デリラ
空 港
裁きの場で
泥 棒
友人たちに
代理委任
八 月
ハ エ
ヒトコブラクダ
暦
マリオとヌートに
翻訳詩集
サー・パトリック・スペンス
(私は夢で変に格好をつけた小男を見た……)
(モミの木がただ一本……)
(彼女が激しい愛を誓ってくれた……)
(夜は静かで,路地は眠り込んでいる……)
(親愛なる友よ,君は恋の罠に落ちた……)
(我らの世界はあまりにもばらばらだ……)
ドンニャ・クララ
浜辺の夜
反 歌
原 注
訳者解説
上記内容は本書刊行時のものです。