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社会科学と因果分析
ウェーバーの方法論から知の現在へ
- 書店発売日
- 2019年1月30日
- 登録日
- 2018年12月21日
- 最終更新日
- 2019年1月26日
書評掲載情報
2019-12-15 |
毎日新聞
朝刊 評者: 松原隆一郎(放送大学教授・社会経済学) |
2019-08-31 | 日本経済新聞 朝刊 |
2019-03-31 |
毎日新聞
朝刊 評者: 松原隆一郎(放送大学教授・社会経済学) |
2019-03-30 |
朝日新聞
朝刊 評者: 齋藤純一(早稲田大学教授・政治学) |
2019-03-24 |
読売新聞
朝刊 評者: 鈴木洋仁(東洋大学研究助手、社会学者) |
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紹介
マックス・ウェーバーは、社会科学全体の創始者の一人である。その因果分析の方法論が、百年後の社会科学における最先端の展開や論争、統計的因果推論等の手法にそのままつながっているとしたら? それが文科系/理科系の分類を超え出ているとしたら? 従来のウェーバー像とは大きく異なるその学問の姿を明らかにする。
目次
はしがき この本の主題と構成,そして読み方案内
第一章 社会科学とは何か
[第一回]社会科学は何をする?
[第二回]人文学と自然科学の間で
【コラム1】 ウェーバーの方法論の研究史
第二章 百年の螺旋
[第三回]リッカートの文化科学――価値関係づけの円環
[第四回]機能主義と因果の推論――制度のしくみと意味
[第五回]システムと文化科学と二項コード――現代の座標系から
第三章 適合的因果の方法
[第六回]歴史の一回性と因果――リッカートからフォン・クリースへ(1)
[第七回]適合的因果と反実仮想――リッカートからフォン・クリースへ(2)
[第八回]「法則論的/存在論的」――「客観的可能性」の考察(1)
[第九回]「事実」と知識――「客観的可能性」の考察(2)
[第一〇回]量子力学と経験論――「客観的可能性」の考察(3)
【コラム2】骰子の目の法則論(ノモロジー)と存在論(オントロジー)
第四章 歴史と比較
[第一一回]日常会話の可能世界――因果分析の方法論(1)
[第一二回]歴史学者の思考実験――因果分析の方法論(2)
[第一三回]自然の科学と社会の科学――経験的探究としての社会科学(1)
[第一四回]比較社会学への展開――経験的探究としての社会科学(2)
【コラム3】一九世紀の統計学と社会学
第五章 社会の観察と因果分析
[第一五回]法則論的知識と因果推論
[第一六回]社会科学と反事実的因果
[第一七回]因果効果と比較研究
【コラム4】三月革命の適合的因果と期待値演算
[第一八回]事例研究への意義
[第一九回]ウェーバーの方法論の位置
[第二〇回]社会科学の現在 閉じることと開くこと
あとがき
索 引(事項/人名)
上記内容は本書刊行時のものです。