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〈女流〉放談
昭和を生きた女性作家たち
- 書店発売日
- 2018年12月22日
- 登録日
- 2018年12月5日
- 最終更新日
- 2018年12月21日
書評掲載情報
2019-03-23 | 朝日新聞 朝刊 |
2019-02-17 | 毎日新聞 朝刊 |
2019-02-16 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
佐多稲子、円地文子、河野多惠子、石牟礼道子、田辺聖子、三枝和子、大庭みな子、戸川昌子、津島佑子、金井美恵子、中山千夏。36年前、駆け出しの日本文学研究者であった編者が活躍中の女性作家たちに突撃インタビューした貴重な生の声。驚くほど率直に語った作家たちの本音とは? 瀬戸内寂聴氏への特別インタビューも収録。
目次
はじめに プロジェクト前史
Ⅰ 明治生まれの先駆者たち
1.佐多稲子(1904-1998) 「「女は怖い」は男の逃げ口上,いつも悪い事やってるから」
2.円地文子(1905-1986) 「私の文学熱と父は関係ありません,すべては祖母の影響です」
Ⅱ 「戦中派」の戦後
3.河野多惠子(1926-2015) 「我慢を快楽へとひっくり返してしまう,まさに倒錯ね」
4.石牟礼道子(1927-2018) 「詩人というのは要するに,人間と神様を繫ぐ役割です」
5.田辺聖子(1928-) 「文学修行の厳しさに耐えかねて堕落した田辺聖子(爆笑)」
6.三枝和子(1929-2003) 「私は男性の視点だけで戦争を捉えたくないのです」
7.大庭みな子(1930-2007) 「女は男よりずっと自信があると思いますよ」
8.戸川昌子(1931-2016) 「子どもとは時間を盗み食べてしまう生き物です」
Ⅲ 「戦後派」の憂鬱
9.津島佑子(1947-2016) 「私,歳を取ると男女同じになっちゃう気がするの」
10.金井美恵子(1947-) 「女性作家だという意識なしで読んでもらいたい」
11.中山千夏(1948-) 「女に男が描けないのではなく,他人を描くのが難しいのです」
エッセイ“女流文学”が文学になる日…………… イルメラ・日地谷=キルシュネライト
特別編 瀬戸内寂聴(1922-) 「それは本当のことを私が書いたから,男が隠しておきたいことを」
解説 二〇一九年の今から八〇年代のあの頃へ…………… 伊藤比呂美
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。