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海洋プラスチック汚染 中嶋 亮太(著/文) - 岩波書店
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海洋プラスチック汚染 (カイヨウプラスチックオセン) 「プラなし」博士,ごみを語る (プラナシハクシゴミヲカタル)

自然科学
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発行:岩波書店
B6判
148ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-00-029688-5   COPY
ISBN 13
9784000296885   COPY
ISBN 10h
4-00-029688-4   COPY
ISBN 10
4000296884   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0345  
0:一般 3:全集・双書 45:生物学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年8月17日
最終更新日
2024年4月25日
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書評掲載情報

2020-04-11 日本経済新聞  朝刊
評者: 東海正(東京海洋大教授)
2019-11-23 朝日新聞  朝刊
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紹介

待ったなしの危機「プラごみ問題」.とりわけ海洋の汚染は深刻だ.ペットボトルやポリ袋が大洋の沖から海溝の底にまであふれかえり,微細なプラスチックが生物に大量に取り込まれ深刻な影響が懸念される.人気サイト「プラなし生活」運営者でもある若手海洋研究者が現状を報告,問題を整理し,現時点での解決策を提示する.

目次

1 どこもかしこもプラスチック!
 プラスチック汚染からは逃げられない
 プラスチックの何が問題なのか?
 世界中が注目している

2 使い捨て文化――大量生産と大量廃棄
 爆発的に増える生産量
 使い捨てプラスチックが大部分を占める
 九一%はリサイクルされていない
 リサイクルがほとんどされていない理由
 高いリサイクル率のからくり
 海外に頼るリサイクルと中国ショック

3 海に漏れ出すプラスチック
 東京スカイツリー二五〇個分が海へ
 海洋ごみ排出国ワーストランキング
 海に流れ込んだプラスチックは消えない
 流出プラスチックごみが魚の量を超える?
 マクロプラスチックとマイクロプラスチック
 マイクロプラスチックができる理由
 一次マイクロプラスチックと二次マイクロプラスチック

4 あなたもわたしも海洋プラスチックの排出者
 海洋ごみの大半はプラスチック
 廃棄物の不適切な管理
 ポイ捨て
 不本意にも出てしまうごみ

5 プラスチックは最終的に海のどこにいくの?
 浮くか,沈むか? それが問題だ
 表層に浮かぶプラスチック
 海岸・浜辺に集積するプラスチック
 海底に沈むプラスチック

6 行方不明プラスチックの謎
 収支があわない
 残り九九%はどこへ?
 軽いプラスチックが沈む秘密――深層への輸送プロセス

7 ディープ・インパクト――海洋生態系と人への影響
 プラスチックを食べるものたち
 プラスチックの毒性
 絡まりの被害
 覆い被さりヒッチハイキングする外来種
 プラスチック生命圏
 人と社会への影響

8 海にプラスチックを漏れ出させない方法
 プラスチックを海から除去できるか?
 排出源をコントロールする
 廃棄物の管理を徹底する
 蛇口を閉める――プラスチックごみの発生を最小限にする
 リデザイン(Redesign)――製品・サービス・ビジネスモデルの改革
 バイオプラスチックで問題は解決するか?


あとがき

参考文献

著者プロフィール

中嶋 亮太  (ナカジマ リョウタ)  (著/文

中嶋亮太(なかじま りょうた)
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC ジャムステック)研究員.博士(工学).1981年生まれ.2009年創価大学卒後,同大学助教,JAMSTECポストドクトラル研究員,米国スクリップス海洋研究所の研究員を経て,2018年から現職.JAMSTECに新設された海洋プラスチック動態研究グループのメンバーとして海のプラスチック汚染について調査研究を進めている.日本サンゴ礁学会川口奨励賞.著書に『深海と地球の事典』(分担執筆・丸善出版)がある.人気ウェブサイト「プラなし生活」(https://lessplasticlife.com )の運営者を務める.

上記内容は本書刊行時のものです。