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農業経済学 第5版
- 初版年月日
- 2020年3月12日
- 書店発売日
- 2020年3月14日
- 登録日
- 2020年2月5日
- 最終更新日
- 2026年4月10日
紹介
世界の食料問題から日本農業の問題まで,農業・食料に関わる疑問・関心は多岐にわたる.その理解のためには,食料・農業・農村の「実態に関する知識」と,考えを進めるための「経済学的な理論」とが必要である.第5版では最新のデータを用いて,こうした「知識と理論を組み合わせた体系」である農業経済学を基礎から学ぶ.
■著者からのメッセージ
本書の旧版を講義に使用した際に学生さんからは,いままで釈然としなかった食料・農業問題の“なぜ”が経済学の基礎知識と簡単な数式・グラフだけで理解できたという喜びの声が多くあり,また,同僚の研究者からは,これだけ体系的な農業経済学のテキストはなかなか見当たらないし,何らかの主張をするための偏った論理展開に陥らずに淡々と,これだけ複雑かつ高度な内容の本質を損なうことなく平易に解説するというのは尋常ではない,といった声がありました.
このように,本書の旧版は,複雑な食料・農業・農政問題を,理論と実態の双方をしっかりと踏まえて,中立的・体系的に,高度な内容のレベルを損なわずに,極めて平易に理解できるように解説した農業経済学テキストの決定版として絶大な支持を得てきました.これだけの比類なき内容を持つテキストを,アップデイトしつつ後世に引き継いでいくことが農業経済学者の責務であると痛感し,僭越ながら,前回第4版の改訂から共著者に加わらせていただきました.そして現在,第5版を鋭意準備中です. 2020年3月には読者の皆様に最新の内容でお届けできる予定ですので,今しばらくお待ちください.
鈴木宣弘
目次
はしがき/改訂について
第1章 経済学と農業的世界
第2章 経済発展と農業
第1節 農業部門の相対的縮小
第2節 食料需要の所得弾力性
第3節 エンゲルの法則
第4節 農業の過剰就業
課 題
第3章 食料の需要と供給
第1節 農業生産と作況変動
第2節 食料需要の価格弾力性
第3節 農産物市場の不安定性
第4節 農産物価格安定政策
課 題
第4章 農業生産と土地
第1節 BC過程とM過程
第2節 BC過程と収穫逓減の法則
第3節 M過程と規模の経済性
第4節 地代と農地価格
課 題
第5章 農業の経営組織
第1節 家族農場の理念
第2節 家族農場の実態
第3節 農地の所有と貸借
第4節 家族農場の労働配分
課 題
第6章 農産物の市場組織
第1節 農業の市場交渉力と交易条件
第2節 農業協同組合
第3節 農産物価格支持政策
第4節 農地政策と農業金融政策
課 題
第7章 農産物貿易と農業保護政策
第1節 穀物貿易の特質
第2節 国内農業保護政策
第3節 農産物の過剰生産
第4節 輸出競争とガット農業交渉
第5節 WTO農業協定とドーハ開発アジェンダ
第6節 FTAと地域経済統合
課 題
第8章 世界の人口と食料
第1節 食料問題の3要因
第2節 人口爆発と人口転換理論
第3節 食料の生産
第4節 食料の分配
課 題
第9章 食生活の成熟とフード・システム
第1節 食生活の成熟
第2節 フード・システム
第3節 食品工業の産業組織
第4節 食品流通業の産業組織
課 題
第10章 農業の近代化
第1節 慣習的農業
第2節 持続的成長への離陸
第3節 緑の革命
第4節 農業近代化の影響
課 題
第11章 資源・環境と農業
第1節 農業と資源・環境
第2節 近代農業の外部不経済
第3節 農業生産の持続性
第4節 資源・環境としての農用地
課 題
第12章 日本の農業と食料
第1節 日本の農業・食料問題
第2節 農業基本法と農業の構造改善
第3節 食糧管理制度と米の生産過剰
第4節 食料の内外価格差と食料自給率の低下
第5節 食料・農業・農村基本法の成立
第6節 21世紀の日本農業と農業政策
課 題
終 章 農業政策と農業経済学
あとがき
索 引
- 旧版ISBN
-
9784000289177
上記内容は本書刊行時のものです。

