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新・日本文壇史
巻次:第10巻 (日本文学から世界文学へ)
発行:岩波書店
縦200mm
348,58ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2013年3月
- 登録日
- 2015年12月20日
- 最終更新日
- 2015年12月20日
紹介
戦後は間もなく七十年、じつに多彩な文学作品が生みだされてきた。この間に、日本の近代文学が抱えていた「私」「家」「性」「神」「戦争」「革命」「存在」「歴史」などの重苦しいテーマはことごとく書かれてしまった。丹羽文雄・舟橋聖一らによる文壇隆盛の時代から、島尾敏雄・吉行淳之介ら「第三の新人」、古井由吉・阿部昭ら「内向の世代」、安部公房、開高健、大江健三郎、遠藤周作、大庭みな子、そして昭和文壇を支えた三島由紀夫・川端康成らの死による文壇の終焉を経て、世界で読まれている村上春樹までの文学世界に迫る。付・総索引、総目次。
目次
第60章 「私」と官能-尾崎一雄、丹羽文雄、舟橋聖一
第61章 三島由紀夫と川端康成の死
第62章 滅形の人-開高健
第63章 世界に向かって立つ大庭みな子
第64章 苦しむ妻・性の光と闇、そして家族-第三の新人島尾敏雄、庄野潤三、吉行淳之介、安岡章太郎、小島信夫、三浦朱門
第65章 一九七〇年以後の文壇-「内向の世代」を中心に
第66章 踏絵を踏んでよい-遠藤周作
第67章 大いなる文学の前衛-安部公房
第68章 開かれた世界へ-大江健三郎
第69章 村上春樹の冒険
上記内容は本書刊行時のものです。