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「境界」に現れる危機
発行:岩波書店
四六判
縦188mm
横129mm
厚さ24mm
重さ 364g
226ページ
定価
2,600円+税
- 初版年月日
- 2021年2月17日
- 書店発売日
- 2021年2月19日
- 登録日
- 2021年1月10日
- 最終更新日
- 2024年4月11日
紹介
国家と制度の「境界」面に着目しながら、中東、北アフリカにおける国内や国家間の様々な紛争や危機、またシリア難民危機や宗教意識の対立、UNHCRをめぐる湾岸諸国の政治力学など、国家の枠組みを越えて生じる多様な問題を追う。人間を取り巻く過去から現在に至る錯綜した関係性は、いかなる危機をもたらしたのか。
目次
刊行にあたって
序 章 「境界」に現れるグローバルな危機の関係学……………松永泰行
I 思いがけない錯綜がもたらす危機
第1章 グローバルな危機とパキスタンの苦難――現代史の地下水流……………井上あえか
第2章 エジプトのリビア介入の諸要因――グローバルな危機の拡大とその影響……………鈴木恵美
第3章 革命は神話か?――チュニジアの新自由主義危機に対する反応……………エメル・アクチャル/稲永祐介・松永泰行 訳
第4章「イラン危機」は誰にとってのどのような危機か――通時的関係性の錯綜と境界……………松永泰行
II 危機の背景と通時的関係性
第5章 対クルド政策――トルコ国家とクルド問題の変容……………岩坂将充
第6章 シリア難民をめぐる危機のグローバルな波及――交錯する時間軸と関係性……………錦田愛子
第7章 UNHCRをめぐる関係性の変容と人道規範の危機――湾岸アラブドナーの台頭をどう見るか……………中山裕美
第8章 国家の土台で錯綜する宗教と政治――フランスのライシテと暴力……………稲永祐介
第9章 歴史と脅威を通じ政治的絶対主義へ直面する――ウガンダにおける音楽、LGBTI+と政治運動……………イアン・カルシガリラ/稲永祐介・松永泰行 訳
上記内容は本書刊行時のものです。