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韓国民主化2.0 : 「二〇一三年体制」を構想する
発行:岩波書店
縦20mm
274ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年6月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2012-08-26 |
朝日新聞
評者: 姜尚中(東京大学教授・政治思想史) |
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紹介
天安艦事件、延坪島砲撃事件、そして金正日総書記の急死-。南北朝鮮はいまも緊張と危機の中にある。しかし、激動の中で韓国社会は学び、民主化を遂げ、変貌し続けてきた。二〇〇〇年には、それまでの南北関係を大きく転換させた南北首脳会談も実現した。しかし、いま、韓国にはもっと「大胆な社会の変化」が要請されている、と著者は説く。李明博政権以後、求められる「変化」とは、どのようなものか。
目次
韓国の「二〇一三年体制」と東アジア
1 二〇一〇年の危機をめぐって(「天安艦」事件の真相究明は、民主主義の回復と南北関係改善の決定的な環である
二〇一〇年の試練を踏まえ、常識と教養の回復を)
2 「一九八七年体制」の平和政策(朝鮮半島の統一は「市民参加型統一」で
北朝鮮の核実験をどう受けとめるか
「八七年体制」をどう克服するか
「六・一五南北共同宣言」の意義は何か
南北分断の現実と「変革的中道主義」)
3 「二〇一三年体制」へ(なぜ「包容政策2.0」なのか
「二〇一三年体制」を準備しよう
金正日没後の「包容政策2.0」
「二〇一三年体制」をいかに実現させるか)
「金正日以後」と二〇一三年体制
上記内容は本書刊行時のものです。