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物語の近代
王朝から帝国へ
発行:岩波書店
四六判
縦188mm
横129mm
厚さ24mm
重さ 408g
332ページ
定価
2,800円+税
- 初版年月日
- 2020年11月17日
- 書店発売日
- 2020年11月19日
- 登録日
- 2020年10月10日
- 最終更新日
- 2024年4月12日
書評掲載情報
2021-01-23 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 井口時男(文芸評論家) |
2021-01-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 石川健治(東京大学教授・憲法学) |
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紹介
「もの」のざわめきに声(ことば)をあたえる発話行為が、ものがたり(物語)である。『源氏物語』や『平家物語』に始まり、能、浄瑠璃、歌舞伎を生みだし、さらに江戸の戯作小説をつくりだした物語の言語空間は、日本の「近代」とどのように出会ったのか。幅広い射程で文学を捉え続けてきた著者が磨き上げた物語論の決定版。
目次
はじめに――ものがたりとは何か
Ⅰ 主体/自我という病
ラフカディオ・ハーンと近代の「自我」
王朝の物語から近代小説へ――語りの主体から「自我」へ
Ⅱ 近代小説と物語
泉鏡花の「近代」
泉鏡花、魂のゆくえの物語
北村透谷と他界、異界
Ⅲ 物語の声と身体
声と知の往還――フォーミュラ
踊る身体、劇的なるもの
オーラル・ナラティブの近代
Ⅳ 物語/テクスト/歴史
ものがたりの書誌学/文献学
物語テクストの政治学
歴史語りの近代
歴史学と「物語」史観について
おわりに――ものがたり(物語)論のゆくえ
付 記
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。