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物語の近代 兵藤 裕己(著/文) - 岩波書店
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物語の近代 (モノガタリノキンダイ) 王朝から帝国へ (オウチョウカラテイコクヘ)

文芸
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ24mm
重さ 408g
332ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-00-025326-0   COPY
ISBN 13
9784000253260   COPY
ISBN 10h
4-00-025326-3   COPY
ISBN 10
4000253263   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年11月17日
書店発売日
登録日
2020年10月10日
最終更新日
2024年4月12日
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書評掲載情報

2021-01-23 日本経済新聞  朝刊
評者: 井口時男(文芸評論家)
2021-01-23 朝日新聞  朝刊
評者: 石川健治(東京大学教授・憲法学)
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紹介

「もの」のざわめきに声(ことば)をあたえる発話行為が、ものがたり(物語)である。『源氏物語』や『平家物語』に始まり、能、浄瑠璃、歌舞伎を生みだし、さらに江戸の戯作小説をつくりだした物語の言語空間は、日本の「近代」とどのように出会ったのか。幅広い射程で文学を捉え続けてきた著者が磨き上げた物語論の決定版。

目次

はじめに――ものがたりとは何か

Ⅰ 主体/自我という病
 ラフカディオ・ハーンと近代の「自我」
 王朝の物語から近代小説へ――語りの主体から「自我」へ

Ⅱ 近代小説と物語
 泉鏡花の「近代」
 泉鏡花、魂のゆくえの物語
 北村透谷と他界、異界

Ⅲ 物語の声と身体
 声と知の往還――フォーミュラ
 踊る身体、劇的なるもの
 オーラル・ナラティブの近代

Ⅳ 物語/テクスト/歴史
 ものがたりの書誌学/文献学
 物語テクストの政治学
 歴史語りの近代
 歴史学と「物語」史観について

おわりに――ものがたり(物語)論のゆくえ

付 記
索 引

著者プロフィール

兵藤 裕己  (ヒョウドウ ヒロミ)  (著/文

兵藤裕己(ひょうどう ひろみ)
1950年生まれ。専門は、日本文学・芸能論。埼玉大学、成城大学を経て、学習院大学教授。文学博士(東京大学)。著書に、『語り物序説』(有精堂)、『王権と物語』(岩波現代文庫)、『演じられた近代』(岩波書店)、『太平記〈よみ〉の可能性』(サントリー学芸賞、講談社学術文庫)、『声の国民国家』(やまなし文学賞、同)、『琵琶法師』(岩波新書)、『後醍醐天皇』(同)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫)ほか。校注に、『太平記』全六冊(岩波文庫)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。