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身近な薬物のはなし 松本 俊彦(著) - 岩波書店
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身近な薬物のはなし (ミヂカナヤクブツノハナシ) タバコ・カフェイン・酒・くすり (タバコカフェインサケクスリ)

医学
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ20mm
重さ 324g
278ページ
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-00-024900-3   COPY
ISBN 13
9784000249003   COPY
ISBN 10h
4-00-024900-2   COPY
ISBN 10
4000249002   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0047  
0:一般 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年3月13日
書店発売日
登録日
2025年2月10日
最終更新日
2025年3月11日
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紹介

酒、お茶にコーヒー、煙草、処方薬や市販薬……私たちはアルコールをはじめ、様々な「薬物」とともに生きている。なぜ人は薬物を求めるのか。乱用に至る人々の背後にある苦しみや生きづらさとは。精神科医で依存症研究の第一人者が、身近にある薬物の歴史や私たちの暮らしとの関わりを語る。好評ウェブ連載、待望の書籍化!

目次

第1章 本当に有害な薬物とは?
 最大規模の害を引き起こす薬物
 嗜好品と文化
 薬物文化のグローバル化と「サイコアクティブ革命」
 米国が体験した二つのオピオイド危機
 わが国の医薬品乱用・依存
 医薬品乱用の背景にあるもの

第2章 アルコール(1) ストロング系チューハイというモンスタードリンク
 ストロング系チューハイへの警鐘
 ストロング系とは?
 なぜストロング系は危ないのか?
 なぜストロング系は愛されるのか?
 アルコールによる健康被害
 アルコールによる他者・社会への害

第3章 アルコール(2) 人類とアルコールとの戦い
 理性を曇らせる飲み物
 ジンとの戦い――ジン・クレイズとジン規制
 米国におけるアルコール規制
 他の国々におけるアルコール規制
 なぜアルコール規制はむずかしいのか

第4章 アルコール(3) 人間はなぜ酒を飲むのか?
 生き延びるためのアルコール
 アルコールのために集い、つながる人々
 なぜ一部の人は飲みすぎるのか?
 アルコール問題の背後にあるもの

第5章 カフェイン(1) 毒にして養生薬、そして媚薬
 「不自然」なドラッグ
 不思議と非難されない依存性薬物
 カフェインの薬理学
 エナジードリンクをめぐる問題
 毒にして養生薬
 媚薬としてのカフェイン

第6章 カフェイン(2) 人類とカフェインの歴史
 ヨーロッパに「近代」をもたらした薬物
 カフェインの起源と人類との出会い
 カフェインに対する社会の反応
 カフェインが引き起こした悲劇
 人が集える場所をつくる薬物

第7章 市販薬 セルフメディケーションは国民の健康を増進したか?
 市販薬乱用・依存の現状
 なぜ若者たちは市販薬にアクセスするようになったのか?
 市販薬は本当に安全なのか?
 「濫用等のおそれのある医薬品」指定をめぐる諸問題
 「モノ」の管理・規制だけでなく、痛みを抱える「ヒト」の支援も!
 「ダメ。ゼッタイ。」はもうおしまいにしよう

第8章 処方薬 医療へのアクセス向上が作り出す依存症
 「選択的に」忘れられる薬害
 睡眠薬・抗不安薬依存症とは?
 睡眠薬・抗不安薬依存症の周辺
 なぜベンゾ類はかくも問題となったのか
 対策の功罪と精神科医療の課題
 本当に解決すべきなのは「不安」なのか?

第9章 タバコ(1) 二大陸をつないだ異教徒の神器
 近年とみに立場が悪くなっている薬物
 タバコとは――その薬理作用と有害性、依存性
 タバコの起源と文化的意義
 タバコへの弾圧と抵抗
 タバコ嫌悪に底流する差別意識

第10章 タバコ(2) 社会を分断するドープ・スティック
 人を怠惰な馬鹿にする薬物?
 社会システムによるタバコ依存症の拡大
 タバコの衰退
 健康ファシズムの暴走なのか?
 公衆衛生政策は現代の「異端審問官」なのか?

第11章 「よい薬物」と「悪い薬物」は何が違うのか?
 「ビッグスリー」と「リトルスリー」
 薬物を使う人類
 「身近な薬物」と「身近ではない薬物」の違いとは?
 なぜ大麻は違法化されたのか?
 国際的潮流の大転換
 「よい薬物」も「悪い薬物」もない

 あとがき

著者プロフィール

松本 俊彦  (マツモト トシヒコ)  (

松本俊彦(まつもと・としひこ)
精神科医.国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長.1993年佐賀医科大学卒.横浜市立大学医学部附属病院精神科,国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所司法精神医学研究部,同研究所自殺予防総合対策センターなどを経て,2015年より現職.2017年より国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターセンター長.第7回日本アルコール・アディクション医学会柳田知司賞受賞,日本アルコール・アディクション医学会理事.著書に『自傷行為の理解と援助』(日本評論社2009),『もしも「死にたい」と言われたら』(中外医学社2015),『薬物依存症』(ちくま新書2018),『誰がために医師はいる』(第70回日本エッセイスト・クラブ賞,みすず書房2021)他多数.訳書にターナー『自傷からの回復』(監修,みすず書房2009),カンツィアン他『人はなぜ依存症になるのか』(星和書店2013),フィッシャー『依存症と人類』(監訳,みすず書房2023)他多数.

上記内容は本書刊行時のものです。