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ポスト世俗化時代の哲学と宗教
発行:岩波書店
縦190mm
129ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年3月
- 登録日
- 2016年1月22日
- 最終更新日
- 2016年1月22日
紹介
二〇〇四年四月一九日ミュンヘン。現代を代表する哲学者ユルゲン・ハーバーマスと当時枢機卿であった現ローマ教皇ベネディクト一六世とが討論会を行った。宗教を政治社会の中で正当に位置づける必要性が明らかとなった今日の"ポスト世俗化"時代を象徴する出来事である。本書は、「自由な国家における政治以前の道徳的基盤」をめぐってそれぞれの立場から行われた当日の講演に、両者の議論の歴史的社会的背景に焦点をあわせた訳者解説を付す。
目次
民主主義的法治国家における政治以前の基盤(世俗化された立憲国家の、実践理性を源泉とした基礎づけ
国家公民の連帯はどのようにして再生産されうるのか
社会的な紐帯が切れてしまうならば…
二重で相互補完的な学習過程としての世俗化
信仰を持った市民と世俗化された市民がどのように交流したらよいのか)
世界を統べているもの-自由な国家における政治以前の道徳的基盤(権力と法
権力の新たな形態、その抑制に関する新たな問い
法の前提-法‐自然‐理性
異文化対話とその帰するところ
結論)
上記内容は本書刊行時のものです。