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栃と餅 : 食の民俗構造を探る
発行:岩波書店
縦200mm
299ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2005年6月
- 登録日
- 2016年5月6日
- 最終更新日
- 2016年5月6日
紹介
食の民俗世界を注意深く眺めてみると、「生存のための食」「儀礼のための食」「楽しみのための食」という構造の骨格が浮上してくる。このフレームからおのおのを見つめるとき、「始原の食」ともいうべき古層の匂いをまとった食物、個人の生命力を強化する儀礼食、家族の絆を結ぶ食、ムラびとたちとの紐帯を深める食、先人たちの食に関する伝承知、この国の人びとの食に関する嗜好の伝統などが徐々に姿をあらわしてくる。本書に見える食の風景は、氾濫するファーストフード、飽食の日常化、その果てにあるグルメブームとは趣を異にするものである。いま改めてこの列島に生きてきた先人たちの培ってきた食の民俗世界に目を凝らしてみよう。
目次
食のこころ-その民俗世界へ
1 栃と生きる-生存のために食べる(自然からいただく食物
食物を保存するくふう
飢えの記憶 ほか)
2 餅の霊力-儀礼の場で食べる(イエの儀礼食
ムラの儀礼食
年中行事の食物 ほか)
3 香り、色、食感-楽しんで食べる(ネバネバへの執着
香りと刺激の始原へ
色を楽しむ ほか)
食の民俗思想-二一世紀につなぐもの
上記内容は本書刊行時のものです。
