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哲学がわかる 哲学の方法
- 初版年月日
- 2023年1月17日
- 書店発売日
- 2023年1月19日
- 登録日
- 2022年12月10日
- 最終更新日
- 2023年1月13日
書評掲載情報
2023-05-06 | 日本経済新聞 朝刊 |
2023-03-11 |
朝日新聞
朝刊 評者: 犬塚元(法政大学教授・政治思想史) |
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紹介
哲学はいつも、おそらく誰もが一度は考えたことがあるような問いから出発する。しかしその問いはまだ種にすぎない。種が豊かな実りの時を迎えるにはどのように考え続ければよいのか。常識から出発する、思考実験する、論理的思考を育む、哲学史との関係を捉える……、その方法、巧みなやり方を探りながら、哲学とは一体何をすることなのか、また哲学者は何を目指しているのかを、明快に描く。
目次
はじめに
1 序 論
2 常識から出発する
哲学にとっての常識
常識とは何だろうか
常識の問いと哲学の問い
常識に照らして哲学をチェックする
エビデンスの可謬性
常識の信頼性
3 議論する
二手に分かれての議論
哲学の対審構造
論理ゲーム
対話
Box1 論理ゲームの規則
4 言葉を明確にする
それはどういう意味で言うかによるね
概念とイメージ
明確化と理論化
5 思考実験をする
想像力を働かそう
思考実験と本物の実験
想像によって知る
直観の働き?
バイアス
6 理論を比較する
万物の理論
思考実験で理論をテストする
対抗理論
最善の説明を導く推論
Box2 心身に関する理論の競合
7 演繹する
演繹の活用――哲学の内と外
妥当性と健全性
論理学と数学のアブダクション
中立的でない論理
論理学と哲学
8 哲学史を活用する
哲学は歴史学なのか
記念碑的著作と影響
哲学史は哲学の問題の解決に資するか
9 他分野を活用する
歴史学
社会人類学
言語学
心理学
経済学
計算機科学
生物学
物理学
数学
10 モデルを作る
科学のモデル
哲学のモデル
作業モデル・反例・エラーへの脆弱性
Box3 外延意味論と内包意味論
11 おわりに――哲学の未来
訳注
訳者あとがき
参考文献と読書案内
索引
上記内容は本書刊行時のものです。