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創造された「故郷」
ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ
発行:岩波書店
四六判
272ページ
定価
3,600 円+税
3,960 円(税込)
- 書店発売日
- 2019年2月22日
- 登録日
- 2019年1月24日
- 最終更新日
- 2019年2月20日
書評掲載情報
| 2019-06-23 |
読売新聞
朝刊 評者: 藤原辰史(京都大学准教授、農業史研究者) |
| 2019-05-19 |
毎日新聞
朝刊 評者: 岩間陽子(政策研究大学院大学教授・国際政治) |
| 2019-04-06 |
朝日新聞
朝刊 評者: 石川健治(東京大学教授・憲法学) |
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紹介
第二次世界大戦の結果、東プロイセンとケーニヒスベルクはソ連に移譲され、カリーニングラードと改名された。ソ連は戦利品としての空間をどのように「わが国の領土」として創造したのか。その中で、普通の人びとの経験とはどのようなものだったのか。戦争で住民が総入れ替えとなった地域の稀有な歴史を、政策者と住民のダイナミズムを通して描く。ロシアを渉猟して集めた資料と、貴重なオーラル・ヒストリーの記録を駆使した労作。
目次
はじめに
現在のヨーロッパ地図/地名対照表/現在のカリーニングラード州/ソ連構成共和国
第Ⅰ部 ケーニヒスベルクの時代
第1章 ピョートル大帝からロシア革命まで
第2章 ロシア革命から第二次世界大戦まで
第Ⅱ部 カリーニングラード州の成立
第3章 第二種立入禁止地区
第4章 残留ドイツ人
第5章 ソヴィエトの移住者たち――カリーニングラード州への大規模移住
第6章 スターリンのカリーニングラード州建設計画
第Ⅲ部 スターリニズム末期のカリーニングラード
第7章 新たな都市 新たな生活――移住者たちの日常生活
第8章 戦後カリーニングラード州農村の日常生活
第9章 ドイツ人のドイツへの強制移住
第10章 戦後スターリン期における「プロイセン的精神の追放」のための闘い
第Ⅳ部 ポスト・スターリン期のカリーニングラード
第11章 ポスト・スターリン期の記憶政治
第12章 ペレストロイカとその後――カリーニングラードの開放
結語 遺産はいかに扱われたのか――結論に代えて
訳者あとがき
注
人名・事項索引
地名索引
上記内容は本書刊行時のものです。
