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五月の読書 高橋 英夫(著/文) - 岩波書店
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五月の読書 (ゴガツノドクショ)

文芸
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発行:岩波書店
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ26mm
重さ 432g
278ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-00-022971-5   COPY
ISBN 13
9784000229715   COPY
ISBN 10h
4-00-022971-0   COPY
ISBN 10
4000229710   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年4月24日
書店発売日
登録日
2020年3月10日
最終更新日
2024年4月12日
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紹介

昨年惜しまれつつ天寿を全うした、戦後を代表する文芸評論家の一人、高橋英夫氏。本や雑誌、レコードに囲まれた静謐な生き方、特に作家や評論家、編集者との交流は、まさに「文人」としてのものだった。生前に本にまとめられることのなかった新聞・雑誌に残された多くのエッセイから、その人となりを偲ぶ。解説、堀江敏幸氏。

目次

庭に咲く花……………高橋真名子


I 本の周辺
 私と全集
 『創元』のこと
 お雪さんと信子さん
 青くさい古典
 「分らなさ」の中で漂う
 古書は人を動かす
 「書評家」と名乗ってみては
 書影が喚起するもの
 五月の読書
 

II 芸術と親しむ日々
 クレーの月
 マラルメの遺品
 パウラの絵の前で
 ゲルマンの方へ
 はてしなき躓きの中から
 宇宙空間への序奏
 秘められたサイン
 音楽のゆくえ
 モーツァルトを書くために
 未生のものたちとの対話
 「女清玄」を見て


III 文人の交流
 ことばと批評のドラマ――大岡 信
 「空は鏡」青層々――清岡卓行
 休むこと 退くこと――訂正して思う
 言語意志と友情空間と――中村 稔 『私の昭和史』をめぐって
 その風土と世界性――前登志夫
 大原富枝頌
 父祖の地に生きた「原日本人」――尾崎一雄
 ニヒルとは無縁な「文学の魂」――後藤明生
 孤独な思索的散歩を楽しむ詩人――田久保英夫
 言語空間に現れ出たイデア――辻 邦生
 「完璧」という質――永井龍男
 散文のコトバを用いた性の詩人――吉行淳之介
 「人間」を思索した生涯――竹山道雄
 幸いにみたされた文学――高橋健二
 「ギコウ先生」の魅力――高橋義孝
 手塚富雄先生の思い出
 本はときめき――清水 徹
 歴史の雪明り――阿部謹也
 粟津批評との出会い――粟津則雄
 鞄の中身――磯田光一
 ロマン派の栄光――川村二郎
 中村光夫氏の文体
 学界・論壇の名伯楽――粕谷一希
 『改造』編集者時代――上林 暁
 編集者ハヤシ・タップの金字塔――林 達夫


IV 私という存在
 筆の遊び
 わが桃源郷
 新しく、また古く
 シンクレティズムからサンジャポニスムへ
 大学の逆説
 修業と特訓
 記憶について
 眠りと音楽
 時間への手紙
 夏の音
 引用に吹く風――高橋英夫頌……………堀江敏幸


年 譜
初出一覧

著者プロフィール

高橋 英夫  (タカハシ ヒデオ)  (著/文

高橋英夫(たかはし ひでお)
1930年生まれ。2019年、88歳で逝去。東京大学文学部独文科卒業、文芸評論家。1985年『偉大なる暗闇』で平林たい子賞、2010年『母なるもの――近代文学と音楽の場所』で伊藤整文学賞を受賞。
主な著書に、『批評の精神』『疾走するモーツァルト』『西行』『友情の文学誌』『果樹園の蜜蜂』『時空蒼茫』『音楽が聞える』、翻訳にホイジンガ『ホモ・ルーデンス』など。

上記内容は本書刊行時のものです。