...
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
受注センター:
貴店担当者:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:
包まれるヒト : 〈環境〉の存在論
発行:岩波書店
縦200mm
216ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年2月
- 登録日
- 2016年4月30日
- 最終更新日
- 2016年4月30日
紹介
哲学は古代ギリシャ以来、ずっとヒトを包み込む"環境"を問題にしていた。ところが、一七世紀にデカルトが「思考する自己」を発見して以来、人文科学の主題は"環境"から思考する"主体"へと大きく転換し、ヒトは"環境"から切り離されてしまう。以来、"環境"を吟味する思考はアンダーグラウンドで継続される。二〇世紀に入り、ついに生態心理学者のジェームズ・ギブソンが、"環境"の意味を再発見する。そして二一世紀。哲学、心理学、文学、映画、写真…さまざまな領域の先端で、ヒトを包む"環境"が熱い視線を集めている。
目次
プロローグ 『包まれるヒト-"環境"の存在論』への招待
1 包囲される身体(インタビュー 世界とつながる椅子-シーティングセラピー
環境における呼吸、そして知覚と行為
コラム 光学的情報による身体と環境のカップリング)
2 包囲の哲学(「認識」の哲学から「環境」の哲学へ
鼎談 アンダーグラウンド哲学史-存在の哲学/環境の哲学の可能性(染谷昌義
齋藤暢人
佐々木正人)
コラム 宇宙のアフォーダンス-パースとエコロジカルな心の哲学)
3 包囲と表現(インタビュー 環境と写真
映画にとって身振りとは何か
小説、言葉、現実、神 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。