書店員向け情報 HELP
中国の狙いは民族絶滅
チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い
- 初版年月日
- 2009年3月
- 書店発売日
- 2009年3月4日
- 登録日
- 2010年11月11日
- 最終更新日
- 2010年11月11日
紹介
本書ではチベット人、ウイグル人、モンゴル人、台湾人の著者が、中国から受けた民族弾圧の実態を語る。それぞれの民族的視野、歴史的視野から、「古来より中国の一部である」との中国側の主張を検証し、中国の抱える民族問題の核心を明らかにする。そして拡大する中国の軍事的、政治的脅威に対し、日本は東アジアの平和のために、弾圧を受け続けるアジアの諸民族のために何をするべきなのか、問いかける。
目次
●迫る中国の脅威、日本とわれわれがすべきこと 林建良 ……2
●チベット――踏みにじられた仏教国 テンジン ……11
チベット騒乱はなぜ起こったか――チベット侵略鉄道
雪の国・チベットからの亡命
チベット人弾圧を強めるネパール
インドでの亡命生活、そして来日
パンチェン・ラマが存命なら
歴史は証明する、チベットは中国ではない
「解放」後のチベット
チベット人と中国人は違う
中国軍や公安は泥棒だ
チベット人の抵抗
進められる民族抹殺政策
奪われる遊牧民の生活
チベット人のアイデンティティ根絶は不可能
日本は中国に譲歩してはいけない
●東トルキスタン――シルクロードに散った独立国 イリハム・マハムティ ……45
二度の独立を果たした東トルキスタンとは
「ウイグルは中国の一部」は歴史捏造
外的要因に翻弄された東トルキスタン
すべてを奪いつくす中国
「ウイグルの母」、ラビア・カーディル
ウイグル史のタブー、イリ事件
被爆国は日本だけではない
ウイグル人が消えてしまう日
言語、宗教から民族浄化をはかる中国
中国人と心の話はできない
息子の将来のために来日
祖国のために
三度目の東トルキスタン独立へ
ウイグル人は「テロリスト」か
●南モンゴル――併呑されたもう一つのモンゴル ダシ・ドノロブ ……85
砂漠化が進む遊牧民の国
中国がひた隠すモンゴル近代史
潰える独立の夢――モンゴルの坂本龍馬・ハイサン
決心を持つロシア、持たない日本
ソ連がモンゴル統一を阻んだ
モンゴル人を襲った大虐殺――新内人党事件
日本に「協力」したモンゴル人の末路
「言葉と人」という、中国からの大波
南モンゴルのいま
賄賂、詐欺がまかり通る中国文化
民族の存亡のためにも独立が不可欠
モンゴル人にとっての日本
中国の横暴抑止には日本の力が必要
南モンゴル独立のために
● 台湾――迷走する独立への道 林建良 ……129
台湾を占領した「もう一つの中国」
日本文化へのノスタルジア
台湾文化へのジェノサイド
監獄島となる台湾
台湾人としての目覚め
来るべきところに来た日本、そして独立運動へ
一人の台湾人として祖国独立のために
正常な国家ではない台湾
台湾が進むべき道
台湾人は漢民族ではない
民族意識の確立がなければ、中国に併呑される
日本が東アジアのためにできること
大陸文化から海洋文化へ
台湾には価値観同盟が必要だ
中国との新たな闘い方
中国は必ず台湾を狙う
●座談 自由のための共闘 ……173
●関連年表 ……225
●解説に代えて 漢民族として日本国民として 石平 ……228
版元から一言
◎ここがポイント
・チベット人、ウイグル人、モンゴル人、台湾人の著者が、それぞれの民族が中国から受けた弾圧の実態と中国の脅威を語る
・多くの日本人が知ることがなかったチベット、ウイグル、モンゴル、台湾の歴史を明解に綴る
・チベット騒乱、台湾総統選挙、北京オリンピックなどの出来事は、中国と国際社会にどのような影響を与え、そして中国はどのように変容していくか、独自の見地から分析
◎こんな人にお薦め
・チベット・ウイグル・モンゴル・台湾に関心の高い人
・海外の政治事情に関心の高い人
・中国近現代史に興味のある人
・いわゆる「中国少数民族問題」に関心の高い人
上記内容は本書刊行時のものです。