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中国の狙いは民族絶滅 テンジン(著) - まどか出版
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中国の狙いは民族絶滅 (チュウゴクノネライハミンゾクゼツメウ) チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い (チベット・ウイグル・モンゴル・タイワン、ジユウヘノタタカイ)

社会一般
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発行:まどか出版
四六判
240ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-944235-45-2   COPY
ISBN 13
9784944235452   COPY
ISBN 10h
4-944235-45-3   COPY
ISBN 10
4944235453   COPY
出版者記号
944235   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2009年3月
書店発売日
登録日
2010年11月11日
最終更新日
2010年11月11日
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紹介

本書ではチベット人、ウイグル人、モンゴル人、台湾人の著者が、中国から受けた民族弾圧の実態を語る。それぞれの民族的視野、歴史的視野から、「古来より中国の一部である」との中国側の主張を検証し、中国の抱える民族問題の核心を明らかにする。そして拡大する中国の軍事的、政治的脅威に対し、日本は東アジアの平和のために、弾圧を受け続けるアジアの諸民族のために何をするべきなのか、問いかける。

目次

●迫る中国の脅威、日本とわれわれがすべきこと          林建良  ……2
●チベット――踏みにじられた仏教国               テンジン ……11
チベット騒乱はなぜ起こったか――チベット侵略鉄道
   雪の国・チベットからの亡命  
チベット人弾圧を強めるネパール
インドでの亡命生活、そして来日
パンチェン・ラマが存命なら
歴史は証明する、チベットは中国ではない
「解放」後のチベット
チベット人と中国人は違う
中国軍や公安は泥棒だ
チベット人の抵抗
進められる民族抹殺政策
奪われる遊牧民の生活
チベット人のアイデンティティ根絶は不可能
日本は中国に譲歩してはいけない
●東トルキスタン――シルクロードに散った独立国  イリハム・マハムティ  ……45
二度の独立を果たした東トルキスタンとは
「ウイグルは中国の一部」は歴史捏造
外的要因に翻弄された東トルキスタン
すべてを奪いつくす中国
「ウイグルの母」、ラビア・カーディル
ウイグル史のタブー、イリ事件
被爆国は日本だけではない
ウイグル人が消えてしまう日
言語、宗教から民族浄化をはかる中国
中国人と心の話はできない
息子の将来のために来日
祖国のために
三度目の東トルキスタン独立へ
ウイグル人は「テロリスト」か
●南モンゴル――併呑されたもう一つのモンゴル      ダシ・ドノロブ  ……85
砂漠化が進む遊牧民の国
中国がひた隠すモンゴル近代史
潰える独立の夢――モンゴルの坂本龍馬・ハイサン
決心を持つロシア、持たない日本
ソ連がモンゴル統一を阻んだ
モンゴル人を襲った大虐殺――新内人党事件
日本に「協力」したモンゴル人の末路
「言葉と人」という、中国からの大波
南モンゴルのいま
賄賂、詐欺がまかり通る中国文化
民族の存亡のためにも独立が不可欠
モンゴル人にとっての日本
中国の横暴抑止には日本の力が必要
南モンゴル独立のために
● 台湾――迷走する独立への道                 林建良  ……129
台湾を占領した「もう一つの中国」
日本文化へのノスタルジア
台湾文化へのジェノサイド
監獄島となる台湾
台湾人としての目覚め
来るべきところに来た日本、そして独立運動へ
一人の台湾人として祖国独立のために
正常な国家ではない台湾
台湾が進むべき道
台湾人は漢民族ではない
民族意識の確立がなければ、中国に併呑される
日本が東アジアのためにできること
大陸文化から海洋文化へ
台湾には価値観同盟が必要だ
中国との新たな闘い方
中国は必ず台湾を狙う
●座談 自由のための共闘                         ……173
●関連年表 ……225
●解説に代えて 漢民族として日本国民として  石平  ……228

版元から一言

◎ここがポイント
・チベット人、ウイグル人、モンゴル人、台湾人の著者が、それぞれの民族が中国から受けた弾圧の実態と中国の脅威を語る
・多くの日本人が知ることがなかったチベット、ウイグル、モンゴル、台湾の歴史を明解に綴る
・チベット騒乱、台湾総統選挙、北京オリンピックなどの出来事は、中国と国際社会にどのような影響を与え、そして中国はどのように変容していくか、独自の見地から分析

◎こんな人にお薦め
・チベット・ウイグル・モンゴル・台湾に関心の高い人
・海外の政治事情に関心の高い人
・中国近現代史に興味のある人
・いわゆる「中国少数民族問題」に関心の高い人

著者プロフィール

テンジン  (テンジン)  (

チベット・アムド生まれ。高校生のときに亡命を決意。ネパール国境を越え、インド・ダラムサラへ。現地で日本人女性と結婚し、2000年に来日。その後、就職。チベットの人権問解決のために尽力している。

イリハム・マハムティ  (イリハム・マハムティ)  (

1969年、東トルキスタン・クムル生まれ。1991年、中国・西北師範大学中国語文学部中退。2001年、来日。2008年、世界ウイグル会議日本代表に就任。ウイグルの人権問題解決に向けた活動を始める。

ダシ・ドノロブ  (ダシ・ドノロブ)  (

1964年、南モンゴル・フフホト生まれ。1989年、中国・東北師範大学外国語学部卒業。1997年、来日。2004年からインターネット上で数々の文章を発表し、中国政府の対南モンゴル政策を批判。現在、亜細亜大学法学部非常勤講師。

林 建良  (リン ケンリョウ)  (

1958年、台湾・台中生まれ。1987年、交流協会奨学生として来日。東京大学医学部博士課程修了。台湾団結連盟日本代表、メールマガジン「台湾の声」編集長、日本李登輝友の会常務理事。著書に『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』(並木書房)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。