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堪能ルーヴル
半日で観るヨーロッパ絵画のエッセンス
- 初版年月日
- 2003年2月
- 書店発売日
- 2003年3月14日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2010年11月11日
紹介
巨大なルーブル美術館、何を観ればいいの?
花の都・パリ観光の目玉といえばルーヴル。
この美術館は名品ぞろいだというのに、ツアーで行けば、半日ほどの時間しか当てらていません。ゆっくり味わうなんて無理。しかし、ご安心を。若手画家である著者がユーモアある筆致でガイドいたします。また、本書には、著者による名品の模写や楽しいイラスト解説も多数掲載しています。
目次
Ⅰ ルーヴルへのいざない
Ⅱ 花咲くイタリア・ルネサンス
Ⅲ スペイン美術のスーパースターたち
Ⅳ 市民が育てた北方ルネサンス
Ⅴ ルーヴルのフランス絵画
Ⅵ パリの美術館
前書きなど
(本文(抜粋))
昔からルーヴル美術館はどこから、どう見てよいのかわからないといわれていました。私も一九八五年にはじめて訪れた時、まだ改修前だったルーヴルをずいぶんとさまよい歩いたものです。
(中略)
一九八九年。大改修工事にひと区切りついてからの新生ルーヴルは、カテゴリーがかなり整理されました。
しかし見やすくなったとはいえ、展示作品は以前よりさらに増えた上、フロアもグンと広くなったのですから、やはり簡単に全部を見るというわけにはいきません。冗談ではなく、走って廻ると途中で息が切れてしまう大きさです。
では、この巨大ルーヴルをどう見ればよいのでしょう?
それにはまず、ルーヴル美術館は、さながら西洋文明の百科事典といった性格を持っていると考えていただきましょう。百科事典がいくら知識の宝庫だからといって、それを全部読む人はほとんどいませんからね。
欲ばって全部見ようとは思わず、自分のスケジュールと持ち時間にあわせ、興味のあるところや、オススメとされるものをピックアップして見るのがよいでしょう。できれば、じっくり腰をすえて見たいものですが、少しでも予備知識があれば、半日の持ち時間でも十分楽しむことができるのです。
版元から一言
(ここがポイント!)
・ルーヴル美術館の構成を辿りながらヨーロッパ絵画史の流れをわかりやすく解説。
・豊富な知識に裏打ちされた軽妙な語り口で偉大な画家たちの人間的な一面を紹介。
・挿絵、漫画、脚注など、誰にでも気軽に読めて、かつ十分な知識が得られるような工夫が満載。
・これからフランス旅行を計画していらっしゃる方や、もうすでにルーヴル美術館へ行ってこられた方。
・専門的に勉強したことはないけれど、絵を描くのが好きな方、または絵を見るのが好きな方。
・偉大な芸術家の素顔に関心のある方。
・ヨーロッパの歴史、特に芸術家のパトロンだった権力者の変遷に興味ある方。
(こんな人にお薦め)
・これからフランス旅行を計画していらっしゃる方や、もうすでにルーヴル美術館へ行ってこられた方。
・専門的に勉強したことはないけれど、絵を描くのが好きな方、または絵を見るのが好きな方。
・偉大な芸術家の素顔に関心のある方。
・ヨーロッパの歴史、特に芸術家のパトロンだった権力者の変遷に興味ある方。
上記内容は本書刊行時のものです。