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アニメ  ジェネレーション 井上 静(著) - 社会批評社
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アニメ ジェネレーション ヤマトからガンダムへのアニメ文化論

発行:社会批評社
四六判
240ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-916117-59-5
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2004年1月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

若者たちがロマンを抱いた、名作SFアニメの世界―その時代を照射する、画期的アニメ文論を提起。
●本書は、70年代~80年代前半に一世を風靡した『宇宙戦艦ヤマト』、この誕生、流行、衰退の歴史を時代の風潮、とくに若者意識の変化の中で描いた画期的労作です。
●そして、この『宇宙戦艦ヤマト』にとってかわられた、80年代~90年代の『機動戦士ガンダム』や宮崎駿作品『エヴァンゲリオン』などのSFアニメーションを独自の視点で素描したアニメ文化論です。

目次

目   次
はじめに 9
  映画館を取り巻いた子供と若者 9
  なにが熱狂させたのか 10

第1章 『宇宙戦艦ヤマト』の誕生 13
  新鮮で衝撃的映像 14
  空前の大ブーム 18
  時代の寵児・西崎義展と角川春樹 21
  『ヤマト』の始動 25
  赤く焼けただれた地球 27
  イスカンダル─異星の女神 30
  ガミラス─人間的な悪玉 34
  古典的な地球人たち 37
  メカと戦闘─実写を凌ぐ緻密な描写 40
  宮川泰の音楽 44
  ギクシャクした映画 47
  SFとナショナリズム 49
  『スタートレック』とハインライン 52
  日本初の長編アニメから 56
  七〇年代の危機的SF 57
  ナショナリズムと平和主義 59
  「ガミラスならびに偉大なる地球に栄光あれ」 60
  『海底軍艦』の影響 63
  女性による自己犠牲と救済─「古代君が死んじゃう!」 66
  『ハーロック』『999』『コナン』 69
  『スターウォーズ』と『未知との遭遇』 73

第2章 時代の波に乗った『ヤマト』 77
 ●『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 78
  待望の続編 78
  ストーリー─新たな脅威が宇宙を席巻 79
  プロットの破綻 81
  「地球のため」と「宇宙の愛」 84
  英雄悲劇 86
  特攻精神 90
  ヤマトスタッフの『FUTURE WAR 198X年』 92
  繁栄へのうしろめたさ 96
  アニメ映画の新記録 101

 ●『宇宙戦艦ヤマト2』 103
  ストーリー─焼き直しではなく再構成 103
  処理─動画枚数こそ少ないが 105
  キャラクター─修正された二人の脇役 107
  デスラー総統 108
  設定変更 113
  テレサの自己犠牲 115

 ●『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 119
  『銀河鉄道999』映画化の脇で 119
  ストーリー─最後は島倉千代子の主題歌 121
  『ヤマト』の新たな展開 124
  『宇宙空母ブルーノア』に二匹目のドジョウ? 128
  夢も希望もない若者たち 130

 ●『ヤマトよ永遠に』 134
  『ヤマト』はファンのもの 134
  ストーリー─デタラメな作劇 137
  SFからファンタジーへ 140
  雪とミオ─彼女たちが主人公 142
  ハイテク映像に押されるアニメ 147

 ●『宇宙戦艦ヤマト3』 150
  二桁視聴率 150
  ストーリーと処理 151
  東西冷戦の反映 156
  戦争と平和 159

 ●『宇宙戦艦ヤマト 完結編』 162
  蘇る沖田艦長と眠りにつくヤマト 162
  ストーリー─宇宙に大異変 163
  処理─緻密さを取り戻す 166
  ディンギル─究極の敵役 170
  原点への回帰 176

第3章 『ヤマト』から『ガンダム』へ アニメ文化論序説 179
  『ヤマト』に描かれる「愛」とは? 180
  敵役の行方 183
  ワーグナー劇との相似 188
  危機の克服というテーマ 192
  『ヤマト』以降、やはり『機動戦士ガンダム』 195
  より感覚的に『超時空要塞マクロス』『うる星やつら』へ 200
  アニメとその時代背景 203
  アニメにしか夢を託せない! 207
  松竹ヌーベルバーグの敗北と『ヤマト』の挫折 211
  宮崎駿の『風の谷のナウシカ』 216
 新たな課題─エコロジーや環境破壊 220
 ナショナリズムとフェミニズム 224

おわりに 232
  『ヤマト』の再浮上と松本vs西崎の著作権裁判 232

著者プロフィール

井上 静  (イノウエ シズカ)  (

 10月29日東京生まれ。サブカルチャーアナリスト。
 法学部法律学科卒業、アニメ・映画研究にかかわる。
 主な著書に、『宮崎駿は左翼なんだろう』(世論時報社刊)、『裁かれた防衛医大』(社会批 評社刊)、共著に『ケイゾク/攻略読本』(三一書房刊)など。

上記内容は本書刊行時のものです。