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植物考
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年11月17日
- 登録日
- 2022年8月29日
- 最終更新日
- 2023年1月27日
受賞情報
2023紀伊國屋じんぶん大賞12位
書評掲載情報
2023-08-19 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: いとうせいこう(作家) |
2023-07-03 |
東京人
8月号 評者: 武田徹 |
2023-03-03 |
週刊読書人
3月3日 評者: 堀千晶(仏文学) |
2023-02-20 |
GQ Japan
評者: 著者インタビュー |
2023-02-10 |
週刊金曜日
2月10日 評者: 鈴木沓子 |
2023-02-05 |
福井新聞
評者: 塚谷裕一(植物学者) |
2023-02-05 |
愛媛新聞
評者: 塚谷裕一(植物学者) |
2023-02-04 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 赤坂憲雄(学習院大学教授) |
2023-01-28 |
山陰中央新報
評者: 塚谷裕一(植物学者) |
2023-01-21 |
京都新聞
評者: 鎌田裕樹 |
2023-01-17 |
朝日新聞 論座
評者: 松澤隆(編集者) |
2023-01-13 |
NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」
評者: 高橋源一郎「ヒミツの本棚」コーナー |
2023-01-03 |
クーヨン
2月号 評者: クーヨン編集部 |
2022-12-05 |
AERA
12月12日号 評者: 福岡伸一 |
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重版情報
4刷 | 出来予定日: 2023-02-10 |
3刷 | 出来予定日: 2022-12-16 |
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紹介
人間の内なる植物性にむけて――
はたして人間は植物より高等なのか?
植物のふるまいに目をとめ、歴史学、文学、哲学、芸術を横断しながら人間観を一新する、スリリングな思考の探検。
目次
◆第1章 植物性
植物と人間の違い
植物性
植物は動かないのか
炸裂
人間の根と葉
◆第2章 植物的な組織
出町柳の根性松
植物の知性について
マンクーゾの描く植物的な未来
植物的な政治?
評価機構なき組織化
マンクーゾを超えて
◆第3章 大気のクリエーター
コッチャの「植物の哲学」
枯葉剤
大気と太陽
浸り
「浸り」を買う時代
◆第4章 植物の舞踏―ブロースフェルトの『芸術の原形』に寄せて
ブロースフェルトの写真
ベンヤミンの評価
建築物としての植物
彫刻作品としての植物
踊りとしての植物
『芸術の原形』が教える植物論
◆第5章 根について
起死回生
根の形態
植物恐怖症
ハンナ・ヘーヒ
立てこもる庭
ヘーヒの植物の絵の特徴
嵐の時代の根毛
◆第6章 花について
花束について
劇場としての花
理性としての花
◆第7章 葉について
「モンステラ王」
裂ける葉
食べられる葉
飛翔できない鳥
植物性の青い針
葉のない植物
冷却装置としての葉
ゲーテにとっての葉
教訓詩「植物のメタモルフォーゼ」
空気間隙
植物の多孔性
◆第8章 種について
種とはなにか
種と風船
植物と歴史学
植物と帝国主義
『植物と帝国』
種に振り回される人間の歴史
バジルの慈悲
『種蒔く人』のなかの植物
理草花
思想を食べる
吸水と酵素
血と土を超えて
◆第9章 「植物を考える」とはどういうことか
植物らしさの在処
完全菜食主義者の「植物中心主義」批判
植物の権利
植物の美
植物を食べること
スキン・プランツ
あとがき
版元から一言
花粉症、枯葉剤、人新世、戦争と暴力…。ありうべき人間と植物の未来をさぐるエッセイ。
「近代社会は、移動せよ、動け、休むな、と人間に要請しつづけてきた。『移動の自由』という監獄の中でもがいているともいえるかもしれない。縛り付けられるのではなく、動きつづけるのでもない、土地や太陽との付き合い方はないのだろうか。ひょっとすれば、動きすぎることもなく、止まりつづけることもなく、風と光と土を直接に感じ取る植物のふるまいに、それを探るための鍵が隠されているかもしれない」(本文より)
上記内容は本書刊行時のものです。