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魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年4月25日
- 登録日
- 2022年2月8日
- 最終更新日
- 2022年5月1日
書評掲載情報
2022-08-19 |
週刊読書人
評者: 川瀬 慈 |
2022-06-18 |
毎日新聞
評者: 堀江敏幸 |
2022-06-18 |
毎日新聞
朝刊 評者: 堀江敏幸(作家) |
2022-05-18 |
週刊新潮
評者: 角由紀子 |
2022-05-14 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
世界中で関心が高まっている、「声をあげる」ことの重要さ。
ラップをとおして世界を知ろう。
郊外の貧困、移民、宗教、暴動、テロ、#MeToo…
世界を取り巻く社会問題に対して放たれるラップのリリック(歌詞)は、国境を越えてわたしたちを鼓舞し、今につながる世界の歴史を知ることの大切さを気づかせてくれます。
移民社会フランスに生きるルーツもスタイルも多様なラッパーたち。
彼らのあげる声をとおして、広い世界に目を向けてみてはいかがでしょうか?
わたしたちの「いま」と「ここ」がラップにはある――。
目次
はじめに
序章 30年が過ぎて……
アメリカを忘れる
第1章 「暴動」のあとさき
113 地元の仲間/ディアムス ある女性ラッパーの変遷/ブーバ アルゴの創造者/ホーカス・ポーカス ジャズ・ラップの雄/イディールとリム・カ アルジェリアの風/
Mafia K-1 Fry ヒップホップ・コレクティヴ/ラ・コシオンとTTC 一発屋たち/アブダル・マリクとメディーヌ 9.11と宗教とラップ
第2章 サルコジに抗して
サルコジ登場/ケリー・ジャムス ヤバい兄貴/HK・エ・レ・サルタンバンク ストリートの匂い/オレルサン 「オレルさん」/ロセ 「一人」であり「複数」/カゼー 猛獣の棲むバンリュー/ユースーファ ネグリチュードのラッパー/ゼフュ サッカー少年の未来/クリュブ・デ・ルーザーとバロジ/ヤナマール運動 フランス語圏のラップ
第3章 シャルリ・エブド襲撃事件
事件の余波/グラン・コール・マラッド 移動の自由/アブダル・マリク 新しい「普遍」へ
第4章 アダマのために正義を
アダマ・トラオレの死/『キングコング・セオリー』と#MeToo/アンジェル「あなたの何かを晒せ」/シラとラ・ピエタ フェミニストとして/アヤ・ナカムラ 愛を歌うラッパー
第5章 移民たち
ビッグフロ&オリ いつかまた/ギムス もっとも成功したラッパー/ガエル・ファイユ 小さな国で/ネクフ さまよう魂たち
第6章 ラーメン、マンガ、ネイション
スズヤ 「きみ」と「ぼく」の世界/いま、ここにあるネイション
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。