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一歩ふみだす勇気
挑戦する力をきみに
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月25日
- 書店発売日
- 2021年3月25日
- 登録日
- 2021年2月24日
- 最終更新日
- 2023年3月14日
書評掲載情報
2021-09-12 | 神戸新聞 朝刊 |
2021-08-29 | 中国新聞 朝刊 |
2021-07-10 | 三次市立図書館・広報誌「発見!としょかん夏号」 |
2021-06-01 | 瑞穂市図書館だより 第61号 |
2021-05-27 | サンテレビ「キャッチプラス」 |
2021-05-09 | 神戸新聞 朝刊 |
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紹介
神戸大学在学中に「旅する芸人」として自転車日本一周の旅に出た著者。
卒業後は東京でお笑い芸人として活動するも、2年半で挫折。
その後、夢だった教師の道をめざすべく、2015年に「旅する先生プロジェクト」を企画し、474日かけて2度目の自転車日本一周に挑戦。自転車で日本全国をめぐりながら小学校24校、中学校15校、高校18校、大学5校、計62校で講演活動や出前授業を開催。挑戦する姿勢を自ら示し、6000人の子どもたちの心に火をつけた人気講演の内容と旅の学びがこの一冊に。
著者の出前授業を聴いて心を打たれ、一歩ふみだした子どもたち、続々。
◎「学校をやめたい」と言っていたけれど、著者の出前 授業を機に踏みとどまった女子高校生。
◎引きこもりがちの男子中学生が、著者の講演を聴いて勇気を得て、学校に通えるように。
◎著者の挑戦する姿に触発され、夏休みに自転車の旅に出た小学生の男の子。
「コロナ禍の今こそ、子どもたちに読んでほしい」
コロナ禍の今、休校などをきっかけに、学校に来にくくなっている子どもたちが増えています。この本を通じて「こんな大人もいるんだ」と知ってくれたら、きっと勇気が出てくるはず。夢を抱いて挑戦するすばらしさを本書で学び、一歩ふみだすきっかけにしてくれたら嬉しいです。(著者が講演で訪れた小学校の校長先生)
目次
(目次 抜粋)
第1部 講演会「一歩ふみだす勇気をきみに」
不安や悩みをやわらげるお手伝いを
可能性は無限大
〝夢の小さな種〟の発見
否定されても、夢は捨てない
チャンスはひっそりと訪れる
今しかできないことは、今しかできない
ご縁を大切にすると、ミラクルが!
カンボジア人のお姉さんの、おにぎりと勇気
かっこつけず、「毎日こつこつマイペース」
旅の再開で得た「経験値」と「知恵」
「毎日こつこつマイペース」が目標達成の近道
一歩ふみだして得た「3つの宝物」
調子に乗って、大挫折
人は、変われる
今を充実させるための2つのプレゼント
自信を得るために必要なステップ
第2部 自転車日本一周での学び
①どこで誰に助けられるかわからない(日本一周スタート前)
②実体験こそ、最大の学び(57日目: 兵庫県・和歌山県)
③心が前向きだと、チャンスに気づく(74日目: 福井県)
④人ほどあたたかみのあるものはない(122日目: 山形県)
⑤成果は遅れてやってくる(142日目: 北海道)
⑥小さな一歩。でも、確実な一歩(163~177日目: 岩手県・宮城県)
⑦わからないことは、自分から調べる(186日目: 福島県)
⑧やるかやらないか迷ったときは、やったほうがいいんじゃない?(211日目: 栃木県)
⑨〝あこがれ〟が、人生の指針になる(244~262日目: 東京都・千葉県)
⑩悩んでいるときが、いちばん成長している(317日目: 三重県)
⑪人との出会いは宝物(322~325日目: 和歌山県)
⑫経験値が活きるときがくる(359~393日目 : 熊本県)
⑬背中を追ったらがんばれる(427日目 : 鹿児島県・沖縄県)
⑭きっかけで、変われる(463日目 : 高知県)
⑮終わりは、つぎなる物語の始まり(474日目 : 広島県)
第3部 「イドミィ」という、つぎなる物語
子どもたちが「一歩ふみだす」ためには?
「しくみ」をつくる
株式会社ティーチ・アンド・ジョイ設立
夢に向かって、「イドミィ」で一歩ふみだす
前書きなど
(はじめに 抜粋)
不安や悩みを解消するきっかけを
「自分に自信がない……」
「将来やりたいことが見つからない……」
「勉強や部活がうまくいかない……」
「友だちとの関係が大変で……」
「生きていて、楽しくない……」
日本全国6000人の子どもたちから聞いた言葉です。
ぼくは、全国各地の学校で、生徒や児童のみなさんからさまざまな声を聞いてきました。この本を手に取ったあなたも、(将来への)不安や(今の生活での)悩みを抱えているかもしれません。
この本は、そんなみなさんのためにつくりました。「一歩ふみだす勇気」というキーワードのもと、不安や悩みを解消するきっかけをお届けします。
日本一周で得た学びを届ける、「旅する先生」
事前に少しだけ自己紹介をしますと……ぼくは元々、お笑い芸人をしていました。
しかし、25歳のときに、挫折しました。理由は簡単です。未熟だったからです。未熟だから夢をかなえられませんでしたし、そもそも自分の夢をきちんと理解していませんでした。
お笑い芸人を辞めた日、未熟な自分を変えたいと思いました。そこで、未熟な自分を成長させて、夢を実現する方法を考えてみたのです。せっかくなら、常識の枠を超えて、誰もやったことのないことに挑戦してみようと思いました。
半年間考えた結果、「旅する先生」として自転車で日本一周しながら全国の学校で講演するアイデアにたどり着いたのです。
「そんなことが果たして本当にできるの……?」
スタート前、不安が押し寄せてきました。そんなことをした人は日本でほかにいなかったからです。しかし、勇気を出して一歩ふみだし、出発しました。挑戦の旅のスタートです。
旅を始めてみると、多くの人に出会うことや旅そのものでの経験から、生きていくうえでの大切なことを数多く学びました。学びの中には教科書に載っていないものもあり、かけがえのない宝物になっています。
そんな宝物である「学び」を子どもたちにお伝えするために、日本一周中に全国の学校へ訪問し、講演会や出前授業を開催しました。474日間の日本一周のあいだに小学校24校、中学校15校、高校18校、大学5校にて、未来あるみなさんに惜しみなく宝物をお届けしていったのです。
全国の小中高校生に、届け
子どもたちからいただいた感想文は約6000通。そのすべてに目を通しながら、2つのことを思いました。
「不安や悩みを抱える子どもたちを少しでも前向きな気持ちにしてあげたい」
「全国には約650万人の中高生がいる。まだ出会っていないみなさんにも、ぼくの経験談を通して、一歩ふみだす勇気を届けたい」
……だからこそ、この本をつくりました。
第1部では、「全国の学校で話してきた講演の内容」を、そして第2部では「自転車日本一周で学んだこと」を中心にまとめています。この本でも、旅で学んだ宝物をお届けできたらなと思います。
とくに読んでほしいのは中高生のみなさんです。中学校と高校の6年間は、ひとつのきっかけで心が大きく成長し、考えも深まっていく絶好の期間だからです。この6年間は「ゴールデンタイム」だと言えます。ゴールデンタイムに本書に目を通していただき、やってみたいことに思い切って一歩ふみだし、可能性を広げてもらえたら嬉しいです。
小学生のみなさんにとっても、この本はきっと楽しめる一冊になるはずです。難しい漢字もあるとは思いますが、少し背伸びして読んでほしいです。
版元から一言
自転車で日本一周する人は今ではめずらしくありませんが、自転車で日本中を旅しながら全国の学校を訪問し、講演活動や出前授業をおこなった人は、私の知る限りでは本書の著者しかいません。
著者は474日間の自転車日本一周旅のあいだに計62校もの学校に訪問し、6000人以上の子どもたちに自らの経験を語って聞かせました。たとえば、芸人をめざして東京でがんばったものの挫折したこと、教師をめざして「旅する先生プロジェクト」を企画して自転車日本一周の旅に出たこと、旅する中での経験や学び、といった話です。
同時に「挑戦する姿」を自ら示し、子どもたちの心に火を灯していったのです。
そんな真っすぐな著者の生きざまを、本というかたちにして、全国の子どもたちに届けたいと思いました。
コロナ禍で学校生活や家庭生活が不安になりがちです。こんな時期にこそ、全国の子どもたちに、著者の失敗する姿や挑戦する姿を知ってもらい、一歩ふみだす勇気を出してほしい――そんな思いで本書を企画・制作しました。
上記内容は本書刊行時のものです。