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大正天皇 草森 紳一(著) - コトニ社
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大正天皇 (タイショウテンノウ)

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発行:コトニ社
四六変形判
縦170mm 横128mm 厚さ18mm
232ページ
並製
価格 2,500 円+税   2,750 円(税込)
ISBN
978-4-910108-25-4   COPY
ISBN 13
9784910108254   COPY
ISBN 10h
4-910108-25-4   COPY
ISBN 10
4910108254   COPY
出版者記号
910108   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年2月27日
書店発売日
登録日
2025年12月23日
最終更新日
2026年4月9日
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書評掲載情報

2026-04-05 中日新聞  朝刊
評者: 長谷部浩
2026-04-05 中日新聞  朝刊
評者: 長谷部浩
2026-04-04 東京新聞    朝刊  第29896号
評者: 長谷部浩
2026-04-04 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 長谷部浩(評論家)
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紹介

★書評&紹介掲載情報★
2026-04-05「中日新聞」評者:長谷部浩
2026-04-04「東京新聞」評者:長谷部浩

【「大正天皇」没後100年】
明治天皇と昭和天皇という「ビッグネーム」に挟まれ、歴史の影に追いやられてきた大正天皇。
遠眼鏡事件の「ちょっと変わった天皇」くらいしか知らない──そんな私たちの常識をひっくり返す一冊。

草森紳一・平山周吉『大正天皇』(コトニ社)は、没後100年を迎える「忘れられた天皇」を、驚くほど生き生きと甦らせる。
本書に現れるのは、虚弱で政治音痴と決めつけられてきた人物ではない。
漢詩と書を自在にあやつり、人を笑わせることにかけては名人、そして時に大胆な政治判断をくだす──そんな自由な精神をもった「天才藝術家としての天皇」。

前半を担うのは、サブカルからナチス、清国、麻雀までを自在に行き来した博覧強記の物書き・草森紳一。
大正天皇の書と漢詩、伊藤博文・原敬とのやりとり、「遠眼鏡事件」などの逸話を、ユーモアと深い教養で読み替え、これまで誰も見たことのない「佯狂(狂を装う)」の君主像を描き出す。

後半では、その草森の構想を受け継いだ平山周吉が、『原敬日記』を丹念に読み解きながら、即位直後に「軍部大臣現役武官制」から「現役」の二文字を削らせた大正天皇の政治的役割、そしてもし大正の時代と原敬の政権がもっと続いていたら、日本の近代は違う道を歩みえたのではないか──という重い問いを、昭和史の視界から描き出す。

名だたる保田與重郎、棟方志功、林芙美子らが大正天皇を讃えた理由は何だったのか?
なぜその評価は、近代天皇制の「盲点」として封じ込められてきたのか?

学術書ではなく、ふつうの読書人に向けて書かれた本書は、しかし資料の読み込みは徹底しており、読み物としての面白さと歴史書としての手堅さが同居している。軽んじられてきた一代の天皇を通して、明治から昭和へと続く日本近代そのものの意味が、まったく違って見えてくるはず。

「大正天皇なんて、よく知らない」そう思った方にこそ手にとってほしい一冊。
没後100年にして、天衣無縫の芸術家、そして“人間くさい”一人の天皇が、今むっくりと起き上がる。

目次

 まえがきーー「大正天皇」という盲点(平山周吉)

第一章 早くより旧派を脱し給ふーー大正天皇の「書」と漢詩(草森紳一)

第二章 大正天皇と原敬(草森紳一)

第三章 「天才」藝術家としての大正天皇(平山周吉)

第四章 「万機、余暇有り」ーー大正二年、帝国陸軍と大正天皇との対立(平山周吉)

 あとがき(平山周吉)

著者プロフィール

草森 紳一  (クサモリ シンイチ)  (

1938(昭和13)年、北海道生まれ。2008(平成20)年歿。物書き。慶應義塾大学中国文学科卒。著書に『ナンセンスの練習』、『江戸のデザイン』(毎日出版文化賞)、『歳三の写真』、『ナチス・プロパガンダ 絶対の宣伝』(全四巻、現在は文遊社)、『荷風の永代橋』、『随筆 本が崩れる』(現在は中公文庫)など多数。歿後に刊行された著書に『「穴」を探る――老荘思想から世界を覗く』(河出書房新社)、『中国文化大革命の大宣伝』(上下、芸術新聞社)、『フランク・ロイド・ライトの呪術空間――有機建築の魔法の謎』(フィルムアート社)、『本の読み方――墓場の書斎に閉じこもる』(河出書房新社)、『文字の大陸 汚穢の都――明治人清国見聞録』(大修館書店)、『勝海舟の真実――剣、誠、書』(河出書房新社)、『記憶のちぎれ雲――我が半自伝』(本の雑誌社)、『李賀――垂翅の客』(芸術新聞社)、『その先は永代橋』(幻戯書房)など多数がある。最新刊は『本に狂う――草森紳一ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)。

平山 周吉  (ヒラヤマ シュウキチ)  (

1952(昭和27)年、東京生まれ。雑文家。慶應義塾大学国文科卒。出版社で雑誌、書籍の編集に従事した。著書に『昭和天皇「よもの海」の謎』(新潮選書)、『戦争画リターンズ――藤田嗣治とアッツ島の花々』(芸術新聞社、雑学大賞出版社賞)、『江藤淳は甦える』(新潮社、小林秀雄賞)、『満州国グランドホテル』(芸術新聞社、司馬遼太郎賞)、『小津安二郎』(新潮社、大佛次郎賞)、『昭和史百冊』(草思社)、『天皇機関説タイフーン』(講談社)がある。編に、田中眞澄『「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内』(草思社)、草森紳一『本に狂う――草森紳一ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。