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ザッソー・ベンチャー 移動スーパーとくし丸のキセキ 住友 達也(著) - 西日本出版社
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ザッソー・ベンチャー 移動スーパーとくし丸のキセキ (ザッソーベンチャー イドウスーパートクシマルノキセキ)

ビジネス
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四六判
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-908443-30-5   COPY
ISBN 13
9784908443305   COPY
ISBN 10h
4-908443-30-0   COPY
ISBN 10
4908443300   COPY
出版者記号
908443   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年8月
書店発売日
登録日
2018年7月13日
最終更新日
2018年8月16日
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書評掲載情報

2018-09-12 朝日新聞    朝刊  徳島販
2018-08-24 Geen  9月号
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紹介

2012年、社員数3人ではじめた会社が、2018年6月現在月販6億に。
テレビや雑誌、新聞での紹介が絶えない「移動スーパーとくし丸」ビジネスのすべて。


お買い物難民を助けたい、おばあちゃんが集まることのできる場所を作りたい!!
その思いから、実際に自分たちで町を歩き、ピンポンしながら一軒一軒のお宅を訪ねてニーズを掘り起こし、試行錯誤を重ねてその仕組みを作り上げていく様子は、あまりにも地味で、地道な日常です。
現場で販売するパートナーの提案を飲み込むうちに進化し、商品数が飛躍的に増えていく軽トラックとくし丸。
組むのは、地域に根差してがんばる全国各地の地元スーパー、そのスーパーと定額で低額な契約を結んで、地域のインフラを守る。
7年前徳島で始めてから、ほぼ全県でとくし丸が稼働するところまで突き進んでいった奇跡の軌跡。
AIの対極にある肉体派のザッソーベンチャー、読めば読むほど、新たな気づきが生まれます。

【本文より】
なぜ「移動スーパー」に至ったのか? それには、こんな理由がある。
今、スーパーの超大型化&郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由して
いる人たちが増えている。いわゆる「買い物難民」と呼ばれる人たちだ。経産省の統計では、
その数、全国に約600万人。もちろん高齢者比率の高い徳島でも6万人以上と言われている。
では、その方たちは日々どうやって暮らしているか?
「食べるものを買うのは、いつもコンビニ。だから生鮮食品はあまり口にしない」
「たまに近所に住む娘に頼んで、車に乗せてもらいスーパーに連れて行ってもらう」
「この秋は、まだサンマを食べてない」
「宅配を利用する時もあるけど、やっぱり見て買いたい」
「80歳を過ぎているけど、買い物のためにまだ車の運転を続けている。でもシンドイ」
市場ヒアリング調査を行う中で、このような声をたくさん聞かせてもらった。なかには、
5000円ものタクシー代を払って、スーパーまで買い物に行くというお婆さんもいたほどだ。

◎ネットスーパー、年齢的にとてもついていけない。
◎お弁当の宅配、1ヵ月もすると飽きてしまう。
◎宅配、注文してから届くまでのタイムラグが不満。
◎スーパーまでの送迎サービス 気を遣うし、時間を合わせるのが不便。
ここ最近、買い物難民対策が連日のようにニュースになっているが、それぞれに弱点を抱え
ているようだ。そもそも「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」でもある。現物を
「見て・触って・感じて・選んで」初めて本来の「買い物」と言えるのではないか。
そこで、これらの様々な問題を何とか解決できないか?と考えた結論が「移動スーパー・と
くし丸」だったのだ。
玄関先まで軽トラックで出向き、会話し、買い物をしていただく。買い物の楽しさを残しつつ、
「買い物難民」と言われる方々を支援できればと考えている。軽トラックといえども、冷蔵庫
付きの専用車なので、生鮮食品も積み込んだそのアイテム数は、なんと300品目以上。また、
買い物だけに止まらず、我々「とくし丸」のスタッフが、「見守り隊」としての役目を果たす
ことも目指すのだ。



目次

まえがき

第1章|2012年|第二創業の志
決 意
買い物難民を救いたい
ブランディング
高齢者に生鮮食品を届ける
ベタ歩きの需要調査開始
1000万円を借り入れ
販売パートナー募集
いざ、出発!
焦らず、急がず、諦めず
雨の日もひたすら歩く
2台で売上10万円、初突破
適正搭載アイテムを考える
とくし丸の付加価値
チェルノブイリへ
増える買い物難民
新エリアへ
半期決算は赤字
お客様満足度を上げる
大切なのは人材
「売る」以外の役割も

第2章|2013年|在野の雑草
拠点スーパーの変更
補助金の功罪
おばあちゃんのコンシェルジュ
赤字解消か
徒歩圏マーケット
顧客の創造
先人たちの成功を力に
持続可能な経済活動
お客さんに、救われる
レジシステムの改善
過去最高売上を記録
母からのダメ出し 

第3章|2014年|芽吹き
とくし丸、県外へ
喜ばれる喜び
ついに成長期へ
開業ラッシュ
高齢者の見守り役として
東京進出
目指すのは10円×1万人
県内の過半数が売上10万円超え達成
問い合わせの増加
前のめりから、後ろのめりへ
加速度がついたとくし丸
見過ごせない原発問題

第4章|2015年|石の上にも3年
慎重に、丁寧に「罪」を最小限に
とくし丸の強み
業界の素人のままで
今年中に100台なるか
地域のことは、地域で解決する
ギアチェンジ!
初の全国ミーティング
「あなたから買いたかった」

第5章|2016年以降|移動スーパー元年
月販1億7000万円超え!
交渉、講演、面談……
変 化
大阪、北海道、栃木へと展開は続く
200台超えまで少し
大手の参入
時代の波を味方に
サンプリング調査の実施
ヤメル歳宣言、撤回
双方向メディアとしての存在に

あとがき
とくし丸・資料

著者プロフィール

住友 達也  (スミトモ タツヤ)  (

株式会社とくし丸代表取締役。
1957年生まれ、徳島県阿波市土成町出身。
国立阿南高専機械工学科卒業。1980年渡米、翌年帰国し、徳島にてタウン情報誌「あわわ」を創刊。1984年、株式会社あわわ設立。1988年、株式会社アーサ設立。タウン情報誌「ASA」創刊。1998年、「第十堰住民投票の会」の代表世話人の1人として参加。2002年、株式会社あわわから、月刊誌「050(ゼロゴゼロ)」創刊。2003年、M&Aにて株式会社あわわ、株式会社アーサを手放す。
2012年、移動スーパー「株式会社とくし丸」設立。
日本ペンクラブ会員。
著書に「徳島タウン誌風雲録-あわわのあはは」(西日本出版社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。