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かがやけ!ASDキッズ
支援教室「ほっと」の実践録
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年3月
- 書店発売日
- 2018年3月30日
- 登録日
- 2018年2月14日
- 最終更新日
- 2018年5月11日
紹介
今日もわが子が自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受け、どう育てていけばいいかと、途方に暮れている親御さんがいることでしょう。そんな若いパパママたちに伝えたいのです、「大丈夫、子どもは必ず成長します。まずはありのままのお子さんを受け止めて、信じてください。きっと家族みんなが、その子のおかげで笑顔に包まれる日が来るから!」と。ASDの特性と理解度に合わせた課題設定とサポートで、自ら能力を開花させていく子どもたちの姿、そして家族再生の物語がここに。ASDキッズ抱きしめたいほど愛らしい!
目次
はじめに
序章1 私とASD、そして療育
序章2 支援教室「ほっと」へようこそ!
本章 かがやけ! ASDキッズ
1.直哉 利発な「困ったチャン」
2.翔真 「英語なら任せて!」
3.舞 ママはサポートの達人
4.賢太郎 姿勢はなおるときがくる!
5.道夫 マイルールに縛られるつらさ
6.高司 キャンプで目覚めた楽しみ
7.英治 「一番でなきゃイヤだ!」
8.雄太 通り過ぎない嵐はない!
9.絵里 「読んでガッテン!」
10.涼太 この世は不安でいっぱい!
11.雅彦 あまのじゃくにはわけがある!
12.千尋 ファンタジーの世界に遊ぶ
13.純 練習は苦手でも、本番はバッチリ!
14.吉紀 スケジュールは命綱
15.大輔・伸二 おばあちゃんのグッジョブ!
付録 「ほっと」のオリジナル教材
おわりに
参考文献
前書きなど
はじめに
本書は、教員退職後に神戸市の2か所で開いた、自閉スペクトラム症(ASD)および周辺の子どもとその家族のための、支援教室「ほっと」の実践を紹介する本です。神戸大学と神戸市が連携する子育て支援プロジェクトとして始まった支援教室は、2005年から2014年までの活動で、100名を超える子どもたちと出会い、その家族と交流をもちました。
今日もわが子が「自閉スペクトラム症」の診断を受け、どう育てていけばいいかと、途方に暮れている多くの親御さんがいることでしょう。そんな若いパパママたちに伝えたいのです、「大丈夫、子どもは必ず成長します。まずはありのままのお子さんを受け止めて、信じてください。きっと家族みんなが、その子のおかげで笑顔に包まれる日が来るから!」と。
本書では、ASDの特性と理解度に合わせた課題設定とサポートで、自らの能力を開花させていく子どもたちの姿とともに、家族の再生の物語を見いだしていただけることでしょう。
さらに、保育士、教員その他の専門職をはじめ、ボランティア活動に参加する支援者の方々にも、ほっとの実践を参考にして、子どもたちに寄り添う支援をしていただければ、こんなうれしいことはありません。
支援教室の活動に励み、ともに人生のセカンドステージを充実させてきた夫が病を得て、やがて教室を閉じることになりましたが、そののちも、「自閉症学習会」を続けるほか、卒業生の親同士のピアカウンセリングでの助言や、メールによる相談活動などで、関係が続いています。
ユニークで抱きしめたいほど愛しい彼らとの出会いを独り占めしていいのだろうか……そんな思いが、私を執筆に駆り立てました。
71年の生涯を閉じる日まで、私の執筆を励まし、出版を願い続けてくれたことに感謝し、この本を亡き夫山根健也に捧げます。
2018年3月
山根ひろ子
関連リンク
http://honnotane.com/
上記内容は本書刊行時のものです。