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増補新版 風よ鳳仙花の歌をはこべ
関東大震災・朝鮮人虐殺・追悼のメモランダム
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年7月21日
- 書店発売日
- 2021年7月23日
- 登録日
- 2021年4月11日
- 最終更新日
- 2021年7月21日
書評掲載情報
2023-01-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 藤野裕子(早稲田大学教授・日本近現代史) |
2021-09-18 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
1980年代の荒川河川敷にジェノサイド被害者の遺骨を探し、10年にわたって、のべ150人に聞き書き調査した市民グループ「ほうせんか」。
市民の手で掘りおこされた記録集『風よ鳳仙花の歌をはこべ』(1992年刊)にその後30年の歩みを加え、新たな装いで復刊!
目次
刊行にあたって
◉第1部 荒川河川敷に探して
はじめに
第1章 埋め戻された穴/荒川土手に埋められた遺骨をさがして
第2章 すえられた機関銃/旧四ツ木橋での虐殺
第3章 事件の現場を歩く/隅田・寺島・吾嬬・亀戸
第4章 疾走する軍隊/総武線以南
第5章 韓国を訪ねて
朝鮮人殉難者追悼碑の建立にむけて
◉第2部 荒川土手を越えて
第2部のはじまりに
第1章 地域に根ざすことを願って
第2章 河川敷での建立を目指して
第3章 土手下の追悼碑
第4章 その後の活動
増補版あとがき
年表
資料
索引
前書きなど
本書は2部構成になっている。 第1部は、1992年に出版した『風よ 鳳仙花の歌をはこべ』(教育史料出版会)の再録である。
この本は、私たちが10年にわたり掘りおこした延べ150人の証言が収録されている。すでに品切れとなっており入手困難なため、この機会に版を改め再録した。1923年に関東大震災を体験した人たちが存命されていた1980年代にしか聞くことのできなかった証言であり、後世に伝える責任を感じている。
なお、増補新版に際し、地図など図版のすべてを改め、本文についても明らかなミスを修正し、必要な語句については、脚注を補った。
第2部は、新たに書き下ろした。『風よ 鳳仙花の歌をはこべ』出版後の約30年間の関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会、一般社団法人ほうせんかの活動報告である。 第1部の舞台である東京・墨田での追悼碑建立をめざす地域での活動が主な内容になっている。 また、巻末には旧版にはなかった年表および索引を付している。
上記内容は本書刊行時のものです。