版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
超越のエチカ 横地徳広(著) - ぷねうま舎
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

超越のエチカ (チョウエツノエチカ) ハイデガー・世界戦争・レヴィナス (ハイデガー・セカイセンソウ・レヴィナス)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:ぷねうま舎
A5判
上製
定価 6,400円+税
ISBN
978-4-906791-48-4   COPY
ISBN 13
9784906791484   COPY
ISBN 10h
4-906791-48-4   COPY
ISBN 10
4906791484   COPY
出版者記号
906791   COPY
Cコード
C1012  
1:教養 0:単行本 12:倫理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年8月
書店発売日
登録日
2015年7月27日
最終更新日
2015年12月2日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2016-01-04 図書新聞  3237号
評者: 藤岡俊博
2015-11-06 週刊読書人
評者: 渡名喜庸哲=慶應義塾大学専任講師・フランス哲学・社会思想専攻
MORE
LESS

紹介

■ 「なぜ人を殺してはならないのか」。アウシュヴィッツの後に、この問いに
答えることは可能だろうか。ハイデガーとその子どもたち、アレント、レヴィナスのはざまに立って、この根本的な倫理を語る根拠を、存在のエチカを据える台座を探す。

■ 実存と共同性、内在と超越、この古代に発し、いまもなお血が流れる問題と正面から取り組む。ナチス的ユートピアは、「決して起きてはならなかったこと」は、なぜ現実のものとなったのか。ハイデガーに至る西欧形而上学の歴史のどこにその端緒があったのか。

■ ハイデガー存在論の最も深い位相をくぐった果てに、世界戦争という今日のアクチュアルな問いを担って、批判的に語り始めようと苦闘した二つの道筋──アレントとレヴィナス。ここに現代哲学の最前線がある。

目次

   目 次
序 章 ハイデガーとレヴィナスのあいだで 第6章 凡庸な悪とその日常性
  Ⅰ 他者と時間 Ⅳ 近世存在論の超越論的構造
      ──ハイデガー、レーヴィット、レヴィナス        ──人間的構成力の臨界
第1章 レヴィナスのフライブルクへ        第7章 認識論的転回の地平を求めて
第2章 ハイデガーのマールブルクへ        第8章 世界の時間と自由
  Ⅱ 役割としての人間             Ⅴ 超越の倫理とレヴィナス
      ──ハイデガーのカント解釈にそくして          ──生き残りの視線
第3章 ホモ・ヌーメノンの実存感情        第9章 感覚の享受、知識の倫理
第4章 道徳的人格性と物在性の交差        第10章 身体とその過去
  Ⅲ 第三帝国の存在論           第11章 差異の時間と身体
      ──アレントのハイデガー批判 第12章 顔の無限と場所の倫理
第5章 ナチス・ドイツの定言命法? 終 章 世界への驚き、たまさかの生存

著者プロフィール

横地徳広  (ヨコチノリヒロ)  (

1972年生まれ. 専攻, 倫理学・現象学. 2007年, 東北大学大学院文学研究科博士課程修了(倫理学専修). 博士(文学). 現在, 弘前大学人文学部准教授. 著作:『生きることに責任はあるのか──現象学的倫理学の試み』(共編著, 弘前大学出版会, 2012), 論文:「〈いき〉と時間──九鬼周造試論」(『現象学年報』第27号, 2012), 「アメリカ公民権運動の政治学──スマート・パワーの観点から読み解く」(『戦略研究』第15号, 2015)ほか.

上記内容は本書刊行時のものです。