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イシュア記 小川国夫(著/文) - ぷねうま舎
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イシュア記 新約聖書物語

発行:ぷねうま舎
四六判
上製
定価 5,600円+税
ISBN
978-4-906791-39-2
Cコード
C0093
一般 単行本 日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年11月
書店発売日
登録日
2014年10月14日
最終更新日
2014年11月27日
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書評掲載情報

2014-12-28 毎日新聞
評者: 村上陽一郎(東京大学名誉教授・科学史)
2014-12-21 毎日新聞
評者: 村上陽一郎(東京大学名誉教授・科学史)

紹介

 前著『ヨレハ記 旧約聖書物語』に続いて、作家小川国夫が終生をかけて書き継ぎ、その多くが未刊のままに残された「新約聖書物語」を集成する。
 ここに、独自の福音書の読み込みをもってする、キリスト教文学史に類例のないイエス像が刻み出された。

 イシュア、〈あの人〉、そしてユニア……神の働きが臨み、人間の世界に生まれた三つの渦潮。すべてを受け入れる者、疑いにその心を苛む者、嫉妬に身を焼く者、それぞれの全存在を賭けた闘いが、水晶に彫られたレリーフのように硬質な光沢を放つ。

 宗教は、キリスト教は、なぜ発生し、人をどこへ連れて行こうとするのか。一人の作家に抱かれた問いが、その生涯においてどのように変奏され、湧出と曲折と逸脱の痕跡を残したか。ここにあるのは、人間の条件をめぐる神と人との対話であり、血で書かれた小川国夫の福音書である。

目次

イシュア前記                         
〈あの人〉                   
一部ともに在りし時
二部なぜ我を棄てたまいしか
三部その血は我に
ユニア
使徒                        
   枯木      
   葡萄の枝      
   アポロナスにて
マンドラキ
   囚人船
   塵に 
   光と闇
諸書
   命の中の死(肉の神学)
   血と幻
   十二族                          
   骨王 

  準イエスをめぐって  小川国夫    
解説         勝呂 奏 

著者プロフィール

小川国夫  (オガワクニオ)  (著/文

1927年, 静岡県生まれ. 2008年4月8日, 帰天. 旧姓静岡高校時代にカトリックの洗礼を受ける. 1950年, 東京大学国文学科入学. 53年, パリ大学に留学. この頃, 単車ヴェスパを駆って地中海沿岸を旅する. 56年に帰国し, 留学と放浪の体験から生まれた『アポロンの島』(57年)によって, 文壇に登場する. 小説作品には, 『試みの岸』『或る聖書』『彼の故郷』『悠蔵が残したこと』『悲しみの港』『ハシッシ・ギャング』ほかがある. 91-95年, 『小川国夫全集』全一四巻刊行. また没後, 『弱い神』『襲いかかる聖書』(2010年), 『俺たちが十九の時──小川国夫初期作品集』『ヨレハ記 旧約聖書物語』(12年)などが刊行されている.

上記内容は本書刊行時のものです。