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波打ち際に生きる 松浦 寿輝(著) - 羽鳥書店
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波打ち際に生きる (ナミウチギワニイキル)

文芸
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発行:羽鳥書店
四六判
168ページ
上製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-904702-40-6   COPY
ISBN 13
9784904702406   COPY
ISBN 10h
4-904702-40-9   COPY
ISBN 10
4904702409   COPY
出版者記号
904702   COPY
Cコード
C1095  
1:教養 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年5月
書店発売日
登録日
2013年3月26日
最終更新日
2013年5月22日
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書評掲載情報

2013-06-30 毎日新聞
2013-06-02 読売新聞
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紹介

東京大学退官記念講演 「波打ち際に生きる──研究と創作のはざまで」
「波打ち際の心もとなさ」という感覚を手がかりに、これまでの仕事の流れを振り返り、貫いてきたものを考える。

最終講義 「Murdering the Time──時間と近代」
近代以降の重要なテクストに時間の主題がどのように現れているかを分析し、「時間システム」の拘束とそこからの解放の欲求という葛藤の構図を炙り出す。

松浦寿輝著作一覧――著者自身によるコメント

目次

001 東京大学退官記念講演 波打ち際に生きる──研究と創作のはざまで

    作品の効果としての「わたし」
    波打ち際という場所
    心もとなさ、いとおしさ
    三つの特性
    スクリーンという波打ち際
    波打ち際と教室
    ヴァレリー、バルト
    折口信夫
    ブルトン、フーコー
    エッフェル、マレー
    ヒッチコック
    萩原朔太郎、ゴダール、中江兆民
    3・11の衝撃    人間主義の無力
    波打ち際に生きるとは
    「ある一つの生……」
    潜勢力、特異性、出来事
    今、この波打ち際で

049 最終講義 Murdering the Time――時間と近代

    「白ウサギ」と「赤の女王」
    ダーウィン――物理学的時間の出現
    科学と想像の逆説
    ミミズの創り出す「時間」
    社会進化論からマルクシズムへ
    「冗事に時を費す無からん事」
    ヴェルヌ――空間の時間化
    連続写真とエッフェル塔
    「帽子屋」の時計
    時間を殺害する
    少女たちの「黄金の時刻」
    ニーチェ――永劫回帰と反=ダーウィニズム
    ウェルズ――三千万年後の未来
    ボードレール――「醜い老人」とその「魔性の伴廻り(ともまわり)」
    猫の眼という時計    萩原朔太郎――Time is life! Time is life!
    もう一人の狂人
    吉田健一――「ただ確実にたつて行く」時間
    三つのパラメーター    夜の闇の中へ

129 後記
133 松浦寿輝著作一覧――著者自身によるコメント

版元から一言

東京大学で教鞭をとりながら、詩人・小説家・批評家として活躍してきた著者の「東京大学退官記念講演」(2012年1月16日)と「東京大学最終講義」(2012年4月26日)を一冊にまとめる。巻末には、著者のコメント付き著作一覧を収録。

ブックデザイン 原研哉+大橋香菜子
印刷所 株式会社 精興社
製本所 牧製本印刷 株式会社

著者プロフィール

松浦 寿輝  (マツウラ ヒサキ)  (

1954年生れ。詩人、作家、評論家。
1988年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年に評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年に小説『花腐し』で芥川賞、05年に小説『半島』で読売文学賞を受賞するなど、縦横の活躍を続けている。
2012年3月まで、東京大学大学院総合文化研究科教授を務めた。

上記内容は本書刊行時のものです。