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新人文感覚1 風神の袋 高山 宏(著) - 羽鳥書店
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新人文感覚1 風神の袋

発行:羽鳥書店
A5判
904ページ
上製
定価 12,000円+税
ISBN
978-4-904702-27-7
Cコード
C0070
一般 単行本 芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年8月
書店発売日
登録日
2011年6月10日
最終更新日
2014年5月26日
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書評掲載情報

2012-01-22 毎日新聞
評者: 沼野充義(東京大学教授・スラブ文学)
2011-12-18 毎日新聞
評者: 沼野充義(東京大学教授・スラブ文学)
2011-11-06 朝日新聞
2011-09-25 東京新聞/中日新聞
評者: 風間賢二(翻訳家)

紹介

18世紀、「歩く」・「見る」ことから一挙に花開いていった、観相学(フィジオノミー)の発達、推理小説の技術革新、
ピクチャレスクの旺盛、百科総覧による視覚文化の横溢を、洋の東西をうねくりながら、絢爛豪華に展開。

目次

1 ホモ・アンブランス(歩くヒト)になる――歴史を「歩き」直す方法
  ゆっくり歩く 見えてくる
  歩く、見る、書く――フィジオノミーというメソッドについて
  物量と記号が氾濫する時代には、「小説」がふさわしい。
  デフォー、あるいは〈敵〉?
  近代の寓話――デフォー『ロビンソン・クルーソー』
  暗号で書かれた日記――サミュエル・ピープス『日記』
  性懲りもなく証拠――ドキュメントの近代史
  風刺の黄金時代を嗤う
  もう結構な話――ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』
  ポンス熱死――バルザックとわたし
  運命ヴィジュアル 
  破顔一笑の本
  フィジオノミー世紀末――顔で歴史を読む
  禿頭王の恥じに始まる――かつらの近代史異説
  「自由」をかぶった近代人――かつらの文化史、一番肝心なこと
  ザッツ・キャラスタリスティック――気質文学東西
  逸れるたのしさ――「キャラクターをめぐって」

2 見ることに洋の東西はない――視覚文化論実践篇
  既知のように語っていいのだろうか――モダニズム管見
  ただ絵を論じても仕方がない――ポー文学のヴィジュアリティ
  啓蒙イギリスの本屋さん
  アクチュアライズする目――身体また十八世紀に発す
  もの知り近代の初め――エフライム・チェンバーズ
  十八世紀の一時間旅行
  トゥーンベリ『江戸参府随行記』
  アッカーとアーカート――源内は立派に世界文学
  エレキテルと探偵――平賀源内と夏目漱石が視た光と闇
  青い目のキョクテイ
  大江戸マニエリスム事はじめ
  マニエリストの才覚――『西鶴諸国ばなし』
  表現者は身に繍るひと――松田修
  「むしろ迂愚のごとく」のすさまじさ――その激語は一層のアウラを
  歌麿のShell Shock――『潮干のつと』購入に感謝
  十八世紀の身体を開く
  大江戸新美術史――スクリーチ『大江戸視覚革命』
  外連ピクチャレスク
  のぞく近代――襞と襞の戯れ
  聖と俗とをとりまぜながら、エロティックな文学は、人と人との関係を反映する。
  ポルノの黄金時代
  マニエリスムの恋人たち、または口ほどにもあるメタ・ポルノ 
  視覚的快楽の閉回路へ
  『エロトス』の女芯に
  もっとタフなフェミニズムのために

3 見えるものはこんなにも楽しい(Ⅰ)――表象論基礎篇
  タブローのかたちをした空間――『言葉と物』と一九六〇年代
  フーコー、跼蹐せず――『言葉と物』のアフターエフェクト
  「物類」というタブローの宇宙――江戸本草学と花
  2004年夏、オランダの光
  珍しく花のある話――フローラル・ペインティング序説
  プリズマティックス
  マニエリスムの王位継承者――ハムレットとドン・キホーテの図像学
  自由放任の終わり――デフレと推理小説
  『緋色の研究』を研究してわかること
  百貨と胃袋――ゾラ・ヴィジュエル
  「まったく新種の店」のパラダイム――ワナメイカーの世紀末 
  “世界は百貨店”とパリは言う
  「パトロン」の系譜と機能
  美術館の収集品とは、略奪と権力の象徴
  身体という「驚異の部屋」
  メトニミックス――金子國義について
  インテリオフィリア――金子國義ふたたび

4 庭のように世界を旅する――ピクチャレスク遊学篇
  「箱」ルネ=サンス――内藤ルネ讃
  「風景画」の秘密――豪奢な夢①
  ラスキンとピクチャレスク
  夢てふものは――『春昼』の風景
  十九世紀美術史を映しだす鏡――ブロンテ姉妹と「絵」
  廃墟としての世界
  廃墟のパラドキシア
  ボマルツォの怪物庭園
  フローラル小劇場――ガーデニングの世紀末
  本当の「英国式」庭園について
  動く密室――豪奢の夢②ツーリズムの近代(前)
  乾いた日常を濡らす源「泉」
  地図のポストモダン
  軍隊のような旅――豪奢の夢③ツーリズムの近代(後)
  世紀末、スポーツはたくらむ――自転車、オリンピック、闘牛
  旅という想像力

5 家が「うち」と呼ばれるとき――幻想文学入門篇
  辞書と偽書――〈アンティレゴメナ〉文学史覚え
  植生の建築史――ヴィクトル・オルタの方へ
  マニエリスム――「あの人」としか言えないことの豊かさ
  ファウスト、ヴィクトリア朝に甦る
  それは繰り返す――『イットを読む』
  家庭に潜む恐怖――スティーヴン・キング『IT』
  本をデザインする家――『紙葉の家』に興奮した
  「ホーンティッド・ハウス」論今般
  いま読者に何が「ニードフル」か
  「不気味なものが……」川端康成文学の新しさ――「片腕」「眠れる美女」にふれて

6 私は人文がしめ殺されるのをこの目で見た
  首都大学というグラウンド・ゼロに立つ

版元から一言

画文共振の饗宴

著者プロフィール

高山 宏  (タカヤマ ヒロシ)  (

1947年生まれ。明治大学国際日本学部教授(視覚文化論)。
著書に、『アリス狩り』(青土社、新版2008)、『ブック・カーニヴァル』(自由国民社、1995)、『奇想天外・英文学講義――シェイクスピアから「ホームズ」へ』(講談社選書メチエ、2000)、『近代文化史入門――超英文学講義』(講談社学術文庫、2007)、『高山宏椀飯振舞I エクスタシー』(松柏社、2002)、『超人高山宏のつくりかた』(NTT出版、2007)など多数。
訳書に、サイモン・シャーマ『風景と記憶』(栂正行との共訳、河出書房新社、2005)、バーバラ・M・スタフォード『グッド・ルッキング――イメージング新世紀へ』(産業図書、2004)/『ヴィジュアル・アナロジー――つなぐ技術としての人間意識』(産業図書、2006)/『ボディ・クリティシズム――啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化』(国書刊行会、2006)/『実体への旅』(産業図書、2008)、最新刊のロザリー・コリー『パラドクシア・エピデミカ――ルネサンスにおけるパラドックスの伝統』(白水社、2011)など多数。

追記



帯より


観相学やら聖俗学やらを、
語源風神が吹き飛ばす。
高山見ずして、本読むな。
―――松岡正剛

展覧会、トークイベントなどの情報




2011/11/10-(木)2011/11/15(火)

◆高山宏 「学問はアルス・コンビナトリアというアート」展

紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4F)



2011/11/12(土)19:00開演(18:30開場)

第94回紀伊國屋サザンセミナー  高山宏『新人文感覚』全2巻完結記念トークイベント

「知の風神・学の雷神 脳にいい人文学」

上記内容は本書刊行時のものです。