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劉暁波伝 余傑(著) - 集広舎
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取引取次: 鍬谷|地方小
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劉暁波伝 (リュウギョウハデン)

社会一般
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発行:集広舎
四六判
509ページ
並製
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-904213-55-1   COPY
ISBN 13
9784904213551   COPY
ISBN 10h
4-904213-55-6   COPY
ISBN 10
4904213556   COPY
出版者記号
904213   COPY
Cコード
C0023  
0:一般 0:単行本 23:伝記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年1月
書店発売日
登録日
2017年12月25日
最終更新日
2018年2月9日
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書評掲載情報

2019-09-01 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 米田綱路(ジャーナリスト)
2018-04-14 日本経済新聞  朝刊
評者: 川島真(東京大学教授)
2018-04-01 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 麻生晴一郎(ルポライター)
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紹介

「心の自由のために、彼は身体の不 自由という代償を支払った。 」
1989年天安門事件、〇八憲章、ノーベル平和賞。
度重なる拘束や監視にもかかわらず中国にとどまり続け、
民主化を訴えた劉暁波とはどのような人間だったのか?!
最後まで彼と行動を共にした若手知識人作家による
劉暁波の人生録。

○劉暁波の略歴
1955年12月28日、吉林省長春に生まれる。文芸評論家、詩人、文学博士(北京師範大学大学院)、自由を求め中国民主化に尽力。
1988年12月から米国にコロンビア大学客員研究員として滞在するが、天安門民主化運動に呼応し、自らも実践すべく予定をきりあげ急遽帰国。
1989年6月2日、仲間3人と「ハンスト宣言」を発表。4日未明、天安門広場で戒厳部隊との交渉や学生たちの無血撤退に貢献し、犠牲を最小限に止める。
その後、反革命宣伝煽動罪で逮捕・拘禁、公職を追われる。釈放後、文筆活動を再開。
1995年5月~1996年1月、民主化運動、反腐敗提言、天安門事件の真相究明や犠牲者たちの名誉回復を訴えたため拘禁。1996年9月から1999年10月、社会秩序攪乱により労働教養に処せられ、劉霞と獄中結婚。
2008年12月8日、「08憲章」の中心的起草者、及びインターネットで発表した言論のため逮捕・拘禁。2010年2月、国家政権転覆煽動罪により懲役11年、政治権利剥奪2年の判決確定。
2010年10月、獄中でノーベル平和賞受賞。
2017年7月13日、入院先の病院で多臓器不全で死去(一説では事実上の獄死)。
著書多数。日本語版は『現代中国知識人批判』、『天安門事件から「08憲章」へ』、『「私には敵はいない」の思想』、『最後の審判を生き延びて』、『劉暁波と中国民主化のゆくえ』、『牢屋の鼠』、『劉暁波・劉霞詩選』(近刊予定)

目次

第I部 伝記篇
    序 / プロローグ
第1章 黒土に生きる少年
第2章 首都に頭角を表す
第3章 天安門学生運動の「黒手」
第4章 ゼロからの出発
第5章 僕は屈しない
第6章 「〇八憲章」と「私には敵はいない」の思想
第7章 劉霞 土埃といっしょにぼくを待つ
第8章 ノーベル平和賞 ― 桂冠、あるいは荊冠―
エピローグ 「中国の劉暁波」から「東アジアの劉暁波」へ― 日本の読者へ―

第II部 資料篇
    資料「天安門の四人」の「ハンスト宣言」(1989 年6月2日)
    資料「〇八憲章」(2008 年 12 月 9 日)
    資料「私には敵はいない― 最終陳述―
あとがき

前書きなど

「ぼくは、ぼくの行った事業が道義にかなったものであり、中国はいつかある日、自由で民主的な国になり、あらゆる人が恐怖のない陽光の下で生活するものと信じている。ぼくは代償を払ったけれど悔いはない。独裁国家の中では、自由を追求する知識人にとっては、監獄は自由へ通じる第一の敷居であり、ぼくは既にこの敷居に向かって前進した。自由はそう遠いものではない。」(本文劉暁波の言葉より抜粋)

上記内容は本書刊行時のものです。