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ドビュッシーと歩くパリ
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2012年12月
- 書店発売日
- 2012年12月14日
- 登録日
- 2012年11月13日
- 最終更新日
- 2019年3月7日
紹介
ピアノ作品全曲演奏会シリーズ、全集CD、校訂版楽譜出版など、ドビュッシー演奏の第一人者として知られるピアニストが作曲家ゆかりの地をガイドします。パリ在住の写真家が撮影したパリ風景、手書きのかわいいイラスト地図、そして著者演奏のCDで楽しむ音楽散歩。パリに生き、パリを愛したドビュッシーの音楽世界へ、あなたを誘います!
付録CDには、〈雨の庭〉〈亜麻色の髪の乙女〉〈水の反映〉〈月の光〉ほか、著者自身の演奏による選りすぐりの名曲19曲を収録!(CD解説:小鍛冶邦隆)
目次
はじめに
ドビュッシーの足跡(地図)
第1章〈雨の庭〉 ドビュッシーとパリ──サン・ジェルマン・アン・レからパリへ
第2章〈風変わりなラヴィーヌ将軍〉 少年時代──パリした街の歓楽街ピガール
第3章〈葉ずえを渡る鐘の音〉 青年時代──サン・ラザール駅界隈からモンソー公園周辺へ
第4章《喜びの島》 ドビュッシーの愛したパリ風景──ルーヴル美術館周辺・凱旋門・リュクサンブール公園
第5章〈雪の上の足跡〉 晩年──16区とブーローニュの森
CD収録作品解説(小鍛冶邦隆)
おわりに
前書きなど
はじめに
ドビュッシーをご存じですか?
この本は、ドビュッシーをよく知っている方にも全然知らない方にも、彼の人間性を身近に感じ、その音楽が自然と聴こえてくるようにと念じながら書きました。
ドビュッシーが暮らしたパリの街角をたどり、彼の人生や音楽を一緒に体験する楽しみを味わっていただきたいと思います。
パリはドビュッシーが生きていた時代から150年後の今も、ほとんど変化していません。私は彼の後を追い、パリ郊外のドビュッシーの生家から始まり、家族とともに暮らしたパリ市街、そして独り立ちしていく彼が次々と転居を重ねたアパルトマンのある地区などをすべて訪ねてみました。さらにドビュッシーが長年通った、当時のパリ音楽院の歴史や、彼の周辺にいた人たちのことも紹介していきたいと思います。
しばらく私の話に耳を傾けながら、友人の写真家フイリップ・ドラゼー氏の撮影した素敵なパリ風景を眺め、あたかもドビュッシーと一緒にパリを歩いているような気分になってくださることを願っています。
中井正子
上記内容は本書刊行時のものです。