書店員向け情報 HELP
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
デオダ・ド・セヴラック
南仏の風、郷愁の音画
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2011年9月
- 書店発売日
- 2011年9月15日
- 登録日
- 2011年8月19日
- 最終更新日
- 2021年2月17日
書評掲載情報
2011-10-16 | 朝日新聞 |
MORE | |
LESS |
紹介
デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)は19世紀から20世紀への時代の転換期に、フランス楽壇の中心であるパリから距離を置き、 南仏を拠点に活躍した作曲家。「地域主義」ともよばれる独自の創作美学を標榜・実践し、ピアノ曲《ラングドックにて》をはじめとする珠玉の作品は、師ダンディをはじめ、ラヴェルやドビュッシーも絶賛した。舘野泉をはじめ、その作品に魅せられたピアニストは数多い。フランス近現代音楽および現代思想を研究する著者が、セヴラックの思想や作品の投げかける現代へのメッセージを読み解く本邦初の伝記。巻末に作品表、年譜、ディスコグラフィを付した。
〈叢書ビブリオムジカ〉シリーズ、創刊第2弾!
目次
本書の出版に寄せて(ピエール・ギヨー)
デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画
あとがき
索 引
作品表
年 譜
ディスコグラフィ
参考文献
譜 例
前書きなど
本書の出版に寄せて
デオダ・ド・セヴラックは、今まで「地方作曲家」として、それゆえ「二流」として、あまりにおとしめられてきました。しかし、今回、日本の椎名亮輔氏が本書を著してくれたことによって、この「地中海人」が一種の普遍性を得ることができました。日本ではここ数十年間、セヴラックへの興味が沸き起こりつつあります。それはまず、彼の個性あふれる魅力的な作品が、日本の演奏家たちを魅了してきたことがあったでしょう。本書はそのような動きのただなか、まさに絶好の時に発表されるといってもいいでしょう。私は椎名氏にセヴラックに代わって謝辞を呈したく思います。また、本書がその正当な価値によって評価されることを期待しています。
2011年3月10日
パリ大学ソルボンヌ校(パリ第四大学)名誉教授 ピエール・ギヨー
上記内容は本書刊行時のものです。