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ニュー・ジャズ・スタディーズ
ジャズ研究の新たな領域へ
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2010年7月
- 書店発売日
- 2010年7月24日
- 登録日
- 2010年6月25日
- 最終更新日
- 2020年6月28日
書評掲載情報
| 2010-08-29 | 日本経済新聞 |
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紹介
90年代以降、多様な領域に広がるジャズ研究──アメリカと日本の最新の成果から、その代表的な論考と最新論文を集めた画期的なアンソロジー登場!
〈聴く〉〈見る〉〈読む〉〈書く〉〈演る〉の5部に分けて、メディア論、ジャズとパンク、村上春樹、楽器の表象、中国ジャズ、歴史叙述、即興、マイルス、フリー・ジャズ、音響など、多彩なテーマを論じた15本(書き下ろしを含む)を収録。
執筆者は編者の3人に加えてジェッド・ラスーラ、上田泰、マシュー・スメラ、椿清文、クリン・ギャバード、アンドリュー・F・ジョーンズ、スコット・デヴォー、デイヴィッド・エイク、E. テイラー・アトキンズ、イングリッド・モンスン、ロバート・ウォルサー、マイク・ヘフリー、デイヴィッド・ノヴァック。
目次
マイク・モラスキー「イントロダクション──ジャズ評論を超えて」
I〈聴く〉聴取、メディア、受容
ジェッド・ラスーラ「記憶のメディア──ジャズ史におけるレコードの誘惑と脅威」
上田泰「フォノグラフ効果とジャズ──マーク・カッツの議論を中心に」
マシュー・スメラ「黒い激情、白いノイズ:ジャズとパンクの関係」
II〈見る〉視覚表象とジャズ
椿 清文「ラプソディ・イン・ブラックフェイス──ジャズとミンストレル・ショー」
クリン・ギャバード「ファルス(男根)をシグニファインする──『モ・ベター・ブルース』とジャズ・トランペットの表象」
III〈読む〉文学の中のジャズ
細川周平「ルビで踊って──ベン・ヘクトの翻訳と谷譲次の遊戯的書記法」
宮脇俊文「スイングがなければ小説はない──村上春樹とジャズのクールな関係」
アンドリュー・F・ジョーンズ「黒い国際労働者連盟──中国のジャズ・エイジに関する小論」
IV〈書く〉ジャズの歴史叙述
スコット・デヴォー「ジャズの伝統を構築する」
デイヴィッド・エイク「ジャズの歴史叙述とルイ・ジョーダンの問題」
E. テイラー・アトキンズ「『お国のためのジャズ』:戦時日本の新文化体制に向けて」
V〈演る〉即興と音響
イングリッド・モンスン「音楽、言語、文化スタイル:会話としての即興」
ロバート・ウォルサー「『音を外す』:意味、解釈、マイルス・デイヴィスの諸問題
マイク・ヘフリー「アメリカの向こうの自由世界」
デイヴィッド・ノヴァック「音、無音、即興のグローバルな価値」
あとがきに代えて 宮脇俊文
前書きなど
この新しい研究分野の担い手が、民俗音楽などの音楽学専門家だけでなく、歴史学や文学及び映画研究、さらに社会科学の諸分野の専門家にまで及ぶことは注目に値する。言い換えれば、ジャズ研究は統一された問題意識や方法論でひとつの分野をなしているというよりも、ジャズを題材とする多様な学術研究で成り立っているといったほうが正確だろう。本書では、この新しいジャズ研究を“ニュー・ジャズ・スタディーズ”と呼ぶことにする。」──マイク・モラスキー『イントロダクション』より
版元から一言
これまで日本ではほとんど紹介されてこなかったジャズ研究の最新動向を概観できる画期的なアンソロジーです。スコット・デヴォーをはじめ、現在のアメリカを代表する研究者から、デヴィッド・ノヴァックなど日本の即興シーンに着目する若手まで、顔ぶれもテーマもバラエティに富んだもので、まちがいなく読者の知的好奇心を刺激し、沈滞するジャズ・ジャーナリズムに活を入れることでしょう。成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書の一冊。
上記内容は本書刊行時のものです。
