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バレンボイム音楽論 ダニエル・バレンボイム(著) - アルテスパブリッシング
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バレンボイム音楽論 対話と共存のフーガ
原書: La Musica Sveglia Il Tempo

四六判
248ページ
上製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-903951-10-2
Cコード
C1073
教養 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2008年11月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

パレスティナ自治区での奇跡のコンサートを実現させたマエストロが、サイードとの共著『音楽と社会』(みすず書房)ののちに到達した思想がここに結実。不条理に満ちた時代に音楽による希望を力強く謳いあげる。日本版オリジナルの序文付き。

目次

日本版への序文
第1部 対話と共存のフーガ
 プレリュード
 音と思考
 聴くことと聞くこと
 思考と演奏および解釈の自由
 オーケストラ
 2人のパレスティナ人
 フィナーレ
第2部 変奏曲
 「私はバッハで育った」
 モーツァルト
 フルトヴェングラー
 ブーレーズ
 エドワード・サイードの思い出
 I Have a Dream
 ヴォルフ賞授賞式のスピーチ
訳者あとがき
解説(岡本 稔)
バレンボイム年譜(作成:岡本 稔)

前書きなど

 本書は音楽家のための本でも、音楽家でない人のための本でもなく、音楽と人生のあいだの相似を、そして考える耳には聞きとれるようになる知恵をみつけだしたいと願う、好奇心に満ちた人のための本である。それをみつけだすことは、ごく若いときから音楽教育を受けはじめる、とりわけ才能豊かな音楽家たちだけに許される特権でも、象牙の塔の超俗的態度でも、富裕な人びとだけが享受できるぜいたくでもない。私は耳の知性を発展させることはだれにとっても不可欠だと信じている。本書の「聴くことと聞くこと」の章で述べるように、私たちは、音楽を聴く側であろうと演奏する側であろうと、人生に役立つ多くのことを音楽の構造、原理、法則などから学ぶことができるのだ。(プレリュードより)

版元から一言

本書には、著者の音楽の本質に対する深い洞察と、現実と理想の乖離をおそれることなく、まさに音楽において理想的なかたちで実現しているように、異質なものどうしが対話を重ねながら共存する道を見出さなければならない、という強い意志と信念がみなぎっています。指揮者バレンボイムの真髄を知るには欠かせない1冊となるでしょう!

著者プロフィール

ダニエル・バレンボイム  (バレンボイム,D.(ダニエル))  (

1942年ブエノスアイレス生まれ。7歳のとき同地で最初の演奏会をおこなう。1952年、家族とともにイスラエルに移住。同年、ピアニストとしてウィーンとローマで、1955年にパリ、56年にロンドン、57年にはニューヨークでレオポルド・ストコフスキーの指揮によりデビューする。以後、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、南アメリカ、オーストラリア、極東において定期的に演奏旅行をおこなう。
1975年から89年にかけてパリ管弦楽団の音楽監督、91年から2006年6月までシカゴ交響楽団の音楽監督をつとめる。1992年からベルリン国立歌劇場の音楽総監督をつとめ、92年から2002年8月まで芸術監督も兼任。2000年秋には、ベルリン国立歌劇場管弦楽団から終身主席指揮者に任命される。1999年、故エドワード・サイードとともに、イスラエルおよびアラブ諸国の若い音楽家たちをメンバーとするウェスト=イースタン・ディヴァン・
オーケストラを設立。
これまでに2冊の著書、『音楽に生きる』(1991/2003)、サイードとの共著『音楽と社会』(2004)を出版。2007年には、日本において高松宮殿下記念世界文化賞を授与され、また、バン・ギ・ムン国連事務総長から国連平和大使に任命された。
Daniel Barenboim Official Website:http://www.danielbarenboim.com

蓑田 洋子  (ミノダ ヨウコ)  (

大阪外国語大学イタリア語科修士課程修了。訳書に『大作曲家の世界』3、4、6巻、『精神保健および教育分野における音楽療法』(以上共訳、音楽之友社)、『運命の女神』(共訳、三省堂)、『キース・ジャレット』『スタンダードの名シンガー』『ダニエル・バレンボイム自伝──音楽に生きる』(以上、音楽之友社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。